2022-01-01から1年間の記事一覧

キイイトラッキョウ(2022/11)

気づくともう11月、今年は秋の花の咲き出しが全体的に遅い感じなので、ちょっと早いかな… でも、天気が良さそうなこともあり、去年に続いて行ってみました。 昨年とほとんど同じ時期でしたが、やはり少し早かった感じです。そんな中で、咲き出しているものを…

イセノカンアオイ(2022/10)

久々にトライしたら、画像のアップロードが上手く行きました。 引き続き、カンアオイシリーズ。イセノカンアオイ(たぶん)も、昨年と比べると開花が遅れているようした。時期は昨年と同じでも、蕾多数。 まだ蕾か… 株数はそれなりに沢山あるので、咲いてい…

イヌセンブリ(2022/10)

何故か画像のアップロードが上手く行かない状況が続き、時間が空いてしまいました。 先日、過去に何度かイヌセンブリを観察していたポイントを訪れたところ、環境が変わってしまったのか、見ることができませんでした。そこで、改めて、別の自生地を探しに行…

サンエンアオイ(2022/10)

足下には植物の少ない林下の道でしたが、よく見るとカンアオイの葉が… 花は咲いていません。 でも、よく見ると小さな蕾がある個体もあります。咲くのはしばらく先のようです。 この辺りだと、候補としてはサンエンアオイかイワタカンアオイ、もしかしたらカ…

クサヤツデ(2022/10)

昨年やっと見ることができて感激したクサヤツデですが、今年は別の場所で咲いている姿を見ることができました。 花のサイズの割に草体が大きく、色も茶色系で揺れ動きやすいという、全体でも花単体でも撮影者泣かせの種です。 背景の土の色に同化して分かり…

ナガバノヤノネグサ(2022/9)

昨年のナガバノヤノネグサのポイントに、今年の様子を確認しに行ってきました。天気の良くない休日が多かったので、昨年よりも2週間ほど遅い時期になってしまいました。 ナガバノヤノネグサ(長葉の矢の根草、タデ科イヌタデ属) 同属の花は多数ありますが、多…

キイジョウロウホトトギス(2022/10)

秋の紀伊半島、今度はキイジョウロウホトトギスです。育てて増やされた場所も何ヵ所かあるようですが、そうではないものを探したいところです。 キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈不如帰、ユリ科ホトトギス属) よく目にするホトトギスは花を上向きに咲か…

クルマギク(2022/10)

秋の紀伊半島、次は、長らく見たかったクルマギク探しです。具体的なポイントは分かっていませんでしたが、運良く会うことができました。 クルマギク(車菊、キク科シオン属) 紀伊半島南部の限られた範囲だけに自生する菊です。 仲間の他の菊と比べて、非常…

キナンカンアオイ(2022/10)

秋の紀伊半島、昨年より半月以上早いので咲いていないかもしれませんが、キナンカンアオイ(たぶん)を確認に行きました。 やはりというか、蕾、しかもまだ小さな蕾ばかり。 この時期だとまだなのか、と思いながらも、もう少しウロウロすると、崖のようにな…

ツチトリモチ(2022/10)

秋の紀伊半島、いくつかの花を求めて車で回ってきました。 まずはツチトリモチ。ラッキーなことにとある情報を見つけ、それを追いました。現地では、特徴のある赤色を頼りに探し、咲き始めの花を見つけることができました。 ツチトリモチ(土鳥黐、ツチトリ…

オオダイトウヒレン?(2022/9、10)

以前に見て気になっていた花を探索してきました。調べた感じでは、オオダイトウヒレンではないかと思っています。 オオダイトウヒレン(大台塔飛廉、キク科トウヒレン属) 近畿から九州にかけての山地や丘陵地の林内に生えるアザミの仲間です。 こちらは、小…

フサタヌキモ他(2022/9)

とある林道で別の植物を探索しようと思っていましたが、現地付近に着いてみると、まさかの、その付近だけ雨… ということで、予定を変更。何年か前に沢山開花していたフサタヌキモ(自信はないですが、たぶん…)のポイントに行ってみました。 今回は、ほんの…

コボタンヅル(2022/8)

センニンソウにボタンヅル。これらの仲間にコボタンヅルというのがありますが、帰省のタイミングで出会うことができました。 コボタンヅル(キンポウゲ科センニンソウ属) 花はセンニンソウやボタンヅルと一緒ですが、葉が異なり、2回3出複葉です。関東と中…

ビランジ(2022/8)

数年前に適当に撮影してしまっていた、ビランジと思われる花ですが、2回目(コロナ前)の機会では見当たらず(場所が曖昧)、今回久々にもう一度トライしてきました。 ビランジ(ナデシコ科マンテマ属) 南アルプスの高山にはタカネビランジが咲きますが、こ…

コイチヨウラン(2022/7)

久しぶりの山域で色々な花を見ることができましたが、コイチヨウランの楽園を見つけました。 少しずつ高度を上げていくと、亜高山帯の針葉樹林の林床にコイチヨウランを見つけました。 コイチヨウラン(小一葉蘭、ラン科コイチヨウラン属) 先日のハコネラン…

オオヤマレンゲ(2022/6)

昨年は蕾が少ないように感じた上に良い開花個体にも出会えず残念でしたが、今年は花も沢山咲き、きれいな花を愛でることができました。昨年咲けなかった分が一斉に開花したのでしょうか。 オオヤマレンゲ(大山蓮華、モクレン科モクレン属) 先に開いた2枚の…

ハコネラン(2022/7)

ハコネランはコイチヨウランの仲間で、唇弁がギザギザになっているのが特徴です。花期はコイチヨウランよりも少し早く、6月には咲き始めるようです。 ハコネラン(箱根蘭、ラン科コイチヨウラン属)目星を付けた場所を探していると、無事に見つけることがで…

ウスキムヨウラン(2022/6)

以前に見つけたウスキムヨウランのエリアを探索し、今年はいくつも観察することができました。 ウスキムヨウラン(薄黄無葉蘭、ラン科ムヨウラン属) エンシュウムヨウラン、ホクリクムヨウランなどと似ていますが、ウスキムヨウランの唇弁の毛状の部分の先…

クサナギオゴケ(2022/6)

数年前に探索失敗していたクサナギオゴケですが、今シーズンの探索でやっと拝むことができました。前回の同じエリアでの探索時にはニアミスしていたようです。 クサナギオゴケ(草薙尾苔、キョウチクトウ科カモメヅル属) カモメヅル属は○○カモメヅルや○○ガ…

イワユキノシタ(2022/6)

山の岩場で、イワユキノシタが咲いていました。別の場所で葉は見たことがありましたが、今回が初見です。 イワユキノシタ(ユキノシタ科イワユキノシタ属) パッと見たときには花が咲いていないように見えたのですが、イワユキノシタは雌雄異株。こちらは雌…

キイロスッポンタケ?(2022/5)

蝿のような虫が多数飛んでいて何かと思ったのですが、その中心にあったのはキノコでした。意を決して近寄り、短時間の撮影で急いで離れました。 ネットで調べてみましたが、これはキイロスッポンタケでしょうか?頭頂部が開いてグレバ(悪臭物質)が出ている…

コアツモリソウ(2022/6)

何年ぶりかのコアツモリソウ、まだ咲いてくれているようで安心しました。 コアツモリソウ(小敦盛草、ラン科アツモリソウ属) アツモリソウの仲間ですが、2枚の葉の下に小指の先くらいの大きさの花を咲かせます。環境省カテゴリで準絶滅危惧種(NT)に指定。…

ホロテンナンショウ(2022/5)

今年は昨年と別の場所でホロテンナンショウを観察しました。 見つかるか分かりませんでしたが、咲いていそうな環境で念入りにサーチしながら進むと、ありました。 ホロテンナンショウ(幌天南星、サトイモ科テンナンショウ属) 口辺部から舷部の縁が他の種と…

ヒメキリンソウ(2022/6)

イシダテクサタチバナの山には、ヒメキリンソウも咲いていました。これも本州では見られない花で、ここでは沢山見ることができました。 尾根を登っていると、ありました。 ヒメキリンソウ(姫麒麟草、ベンケイソウ科マンネングサ属) 花はキリンソウと変わら…

イシダテクサタチバナ(2022/6)

前回、四国に渡ったのは、10年以上前です。今回、久し振りに四国に渡り現地付近の友人と登る予定でしたが、事情により友人は登れなくなり、単独で歩いてきました。 なかなかハードな登りでしたが、登り疲れた頃に、やっとイシダテクサタチバナに出会うことが…

チャボシライトソウ(2022/5)

今回は、チャボシライトソウを探しに行きました。 自生環境をイメージしながら探していると、急斜面に見つけました。すぐ近くには寄れないため、手を延ばして撮影。 糸状のものが花弁ですが、咲いてから時間が経っているようで、糸のような花弁が曲がりまく…

オオキヌタソウ(2022/5)

オオキヌタソウは、同じアカネ科のキヌタソウ(ヤエムグラ属)とは違ってアカネ属だそうです。この花も、どこでも見られるわけではありません。 待っていたこの時期、運良く週末の天気も上々、狙っていた山に探しに行き、初めて見ることができました。林内に…

ヤマガシュウ(2022/5)

サルトリイバラの仲間、ヤマガシュウ。今回、初めて観察することができました。 ヤマガシュウ(山何首烏、サルトリイバラ科シオデ属) 花のアップ 葉は先が尖り縁が波打っています。 雌雄異株で、今回見ることができたのは雄株になるようです。株数は多くな…

何カンアオイ?(2022/5)

今回紀伊半島に来た目的の一つは、この時期のカンアオイです。この日はおそらく有料高速不使用の日帰り最長の走行距離だったのではないかと思います。 1つめのポイントを探索すると、花を付けているカンアオイがありました。 うーん、これはどのカンアオイで…

ケヤマウツボ(2022/5)

GWの尾根道を歩いている途中で、林床に何やら紫がかった怪しげなものが… 近づいてみると、ケヤマウツボのようです。 ケヤマウツボ(毛山靭、ハマウツボ科ヤマウツボ属) 以前に奥多摩で一度出会ったことがありますが、今回のは紫色が随分と濃いです。 ぱっと…