ビランジ(2022/8)

数年前に適当に撮影してしまっていた、ビランジと思われる花ですが、2回目(コロナ前)の機会では見当たらず(場所が曖昧)、今回久々にもう一度トライしてきました。

 

ビランジ(ナデシコ科マンテマ属)

南アルプスの高山にはタカネビランジが咲きますが、ここは標高千数百メートル、ビランジかオオビランジの可能性があるようです。画像にあるように、萼筒、花柄に腺毛が生えていますので、これはビランジのようですね。「ビランジ」の漢字表記を少し調べましたが、分かりませんでした。

 

均整がとれたとは言えない、ちょっと不格好な花です。ネットで見るビランジの花も、整った形の花は見たことがないように思います。
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ビランジとオオビランジの相違点をあまり理解できていませんでしたが、運良く萼筒に毛が生えているのが分かります。
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マンテマ属というと、タカネビランジも見たことはありますが、北岳でタカネマンテマ、アポイ岳でアポイマンテマを見たことがありますが、その仲間ですね。

 

前回同様、ここにはこの1株しかありませんでしたが、移植されたとも考えにくいので、偶然にここに根付いたか、以前は沢山あったものが減ってきて1株だけ残っているかのどちらかと思っています。何れにしても、今後増えてくれることを期待したいと思います。

ビランジの名前の由来も知りたいものです。