キイジョウロウホトトギス(2022/10)

秋の紀伊半島、今度はキイジョウロウホトトギスです。育てて増やされた場所も何ヵ所かあるようですが、そうではないものを探したいところです。

 

キイジョウロウホトトギス紀伊上臈不如帰、ユリ科ホトトギス属)

よく目にするホトトギスは花を上向きに咲かせますが、ジョウロウホトトギスの仲間は薄暗い崖などで垂れ下がるように花を咲かせます。花の形も筒状で、通常の(?)ホトトギスとは一見して異なります。キイジョウロウホトトギスの仲間には、サガミ、スルガ、トサなどがあり、スルガやトサはまだ見たことがありません。

 

見つけました。鈴なりだったら嬉しかったのですが、自然の姿に出会えただけでも良しとします。
f:id:koma26:20221021211052j:image

 

花の中には赤い模様が。
f:id:koma26:20221021212723j:image

 

違う場所でも見つけましたが、こちらも小さいですね。岸壁にポツポツと咲いていましたが、撮れるものでも足下に気を付けて手を伸ばして何とかこの程度。
f:id:koma26:20221021212951j:image

 

盗掘でかなり減ったとも聞きますが、広大な紀伊半島には、まだまとまって咲く場所もあるに違いないと思うと、探してみたいと思ってしまいますね。

 

機会があれば、スルガやトサも見てみたいものですが機会はあるのでしょうか…