ミヤマハナワラビ?(2023/8)

この暑さに涼を求めて高いところに行ってきましたが、高山帯にたどり着く前の途中の針葉樹林帯で目に止まって撮影したこのハナワラビの仲間… ネットで調べた数少ない記述からは、RDBの環境省カテゴリで絶滅危惧ⅠA類の超希少種、ミヤマハナワラビかも… そんな…

ミヤマナミキ(2023/7)

酷暑予報の中、以前見つけたミヤマナミキの自生地を訪れました。前回はお盆の時期でギリギリの感じだったので、今回は咲き始めを狙いましたが、どうだろうか…。 昨年同様、ピンポイントの範囲でしたが、きれいなのを数株確認できました。 ミヤマナミキ(深山…

タカネアオチドリ(2023/7)

高山帯の草原で、タカネアオチドリを見つけました。最初見つかりませんでしたが、別の花に気を取られて注意が向いていなかったようです。見たかった花の一つです。 タカネアオチドリ(高嶺青千鳥、ラン科アオチドリ属) 中部の高山帯の草地に生えます。APG分…

オオカモメヅル(2023/7)

スマホを機種変更したら、画像のアップロードに失敗することがほとんど無くなりました。これでアップの頻度も少し上がるでしょうか。 先日、目的の花は見つかりませんでしたが、咲いていた数少ない一つがオオカモメヅルです。 オオカモメヅル(大鴎蔓、キョ…

カモメラン(2023/7)

もう時期が遅いかもしれないと思っていましたが、開花したカモメランに会うことができました。 カモメラン(鴨目蘭、ラン科カモメラン属) 樹林下の草地にありました。唇弁のピンクが周りに同化せず目立っていました。 ランはどれもユニークな見た目で面白い…

コハクラン(2023/7)

久しぶりにコハクランに会うことができました。 コハクラン(琥珀蘭、ラン科コケイラン属) 自生地が限定され、個体数も多くないということで、RDBの環境省カテゴリでも絶滅危惧IA類に指定されています。もともとコハクラン属だったようですが、最近のAPG体…

サワルリソウ(2023/6)

サワルリソウの情報があったので、探しに行きました。サワルリソウは、もう十何年も前に関東で一度見たきりで、自生地をほとんど知りませんが、新たな自生地を知ることができました。 サワルリソウ(沢瑠璃草、ムラサキ科サワルリソウ属) 観察した都道府県…

ヒナラン(2023/6)

今までヒナランは超望遠でしか見たことがなかったのですが、今回知った自生地は近くで観察することができるポイントでした。 ヒナラン(雛蘭、ラン科ウチョウラン属と思っていましたが、今はウチョウラン属に統合?) 今回の場所は、触れるくらいに近付くこ…

キヨスミウツボ(2023/6)

見つかっても良いはずの機会は過去に何度かあったのですが、まだ見たことのない、キヨスミウツボを今回初めて見つけることができました。 花の少ない谷あいの登山道を歩いていたら、白いものがいくつかまとまっているのが視界に入ってきました。 近づいてみ…

オニノヤガラと…

下山後に少し時間があったので、オニノヤガラを見に行きました。この場所は何年振りかの久々の訪問でしたが、今回も見ることができました。確認したのは10株程度、前回より数は少し減ったかもしれません。 オニノヤガラ(鬼の矢柄、ラン科オニノヤガラ属) …

タチガシワ(2023/4)

新たなタチガシワの自生地情報を見つけ、ちょうどタイミング良く行けそうな場所だったので、訪れてみました。 陽が傾いてしまう時間の到着になってしまいましたが、広葉樹林下に点々と咲いているのを確認することができました。 タチガシワ(キョウチクトウ…

ひょっとしたらフモトシハイスミレ(2023/4)

シハイスミレと思ったものの少し引っ掛かっていたスミレが、ひょっとしたらフモトスミレとシハイスミレの交雑種、フモトシハイスミレではないかと思っています。 フイリシハイスミレかもしれない個体 この近くでは、当日もフモトスミレとシハイスミレを見て…

スルガテンナンショウ(2023/4)

気になる植物を見に来たら、ちょうどスルガテンナンショウが咲き始めていました。スルガは駿河の国が由来で、近畿地方にはありませんからね。今年ようやく開花状態で見ることができました。 テンナンショウがいくつも咲いていますが、これは… スルガテンナン…

ヒゴスミレ(2023/4)

前からとあるエリアでヒゴスミレの情報があったものの見つけられないまま時が過ぎ、今回、3回目のトライで見つけることができました。 ヒゴスミレ 1つだけですが、やっと花を見つけることができました。今年は季節の進みが早いので、他は終わってしまったの…

フジスミレ(2023/5)

GWの帰省時に、久々にフジスミレを見に行ってきました。風が強く雲が次々と流れていましたが、静かな時間を過ごすことができました 今年は早いのでもう終わってしまったかもしれないと心配しましたが、フジスミレの綺麗な花が咲いていました。 葉は長く伸び…

ご近所のスミレ(2023/3、4)

コロナ禍で車通勤に変更、また在宅勤務もあり運動不足なので自宅周辺のウォーキングがてら探険をしています。今春には思っていた以上にスミレが咲くことに気づきました。 一番目立つのが、スミレです。ここで言うスミレは、スミレの仲間の総称ではなく、種と…

シュンラン(2023/3)

一週間ほど前に開花状態を観察できなかったシュンランを、午後に休みを取った日にリトライしました。一週間前には気づかなかった株も含めて、多数の花を楽しめました。 シュンランの葉は画像にも写っていますが細長く上から見ると放射状になっているのですが…

エチゼンカンアオイ(2022/11)

アプリで画像の添付が出来ずにいましたが、未だにうまく行かないため、この状態でアップします。 昨年11月の話になります。ハルザキエチゼンカンアオイは4月頃に咲きますが、その仲間で秋に咲くエチゼンカンアオイを探しに行ってきました。全く見られないこ…

ミノコバイモ(2023/3)

今回は、主にミノコバイモを観察しに歩いてきました。 この付近にはそれなりの数の個体があると思うのですが、背丈が低いこと、地味なことから、他の植物に紛れてしまって、毎度のことながら非常に気づきにくいです!カンアオイは葉が残っていればそこそこ気…

ムロカンアオイ?(2023/2)

一週間前は好天なのに寝坊して出動を諦め後で後悔したので、この週は頑張って早起きして紀伊半島方面へ。なんと、ムロカンアオイと思われるカンアオイを見つけました。 ここにも、この地方で最も一般的なアツミカンアオイは沢山花を咲かせていました。 アツ…

ノノボリカンアオイ(2023/1)

今シーズンも、好きなノノボリカンアオイを何度か観察しに行ってきました。毎年、年始には何度か雪が積もる感じなのですが、直近の観察は、ちょっと積雪のある状態での観察になりました。 うっすらと積もる程度ではありますが、地面に張り付くように生えるカ…

キイイトラッキョウ(2022/11)

気づくともう11月、今年は秋の花の咲き出しが全体的に遅い感じなので、ちょっと早いかな… でも、天気が良さそうなこともあり、去年に続いて行ってみました。 昨年とほとんど同じ時期でしたが、やはり少し早かった感じです。そんな中で、咲き出しているものを…

イセノカンアオイ(2022/10)

久々にトライしたら、画像のアップロードが上手く行きました。 引き続き、カンアオイシリーズ。イセノカンアオイ(たぶん)も、昨年と比べると開花が遅れているようした。時期は昨年と同じでも、蕾多数。 まだ蕾か… 株数はそれなりに沢山あるので、咲いてい…

イヌセンブリ(2022/10)

何故か画像のアップロードが上手く行かない状況が続き、時間が空いてしまいました。 先日、過去に何度かイヌセンブリを観察していたポイントを訪れたところ、環境が変わってしまったのか、見ることができませんでした。そこで、改めて、別の自生地を探しに行…

サンエンアオイ(2022/10)

足下には植物の少ない林下の道でしたが、よく見るとカンアオイの葉が… 花は咲いていません。 でも、よく見ると小さな蕾がある個体もあります。咲くのはしばらく先のようです。 この辺りだと、候補としてはサンエンアオイかイワタカンアオイ、もしかしたらカ…

クサヤツデ(2022/10)

昨年やっと見ることができて感激したクサヤツデですが、今年は別の場所で咲いている姿を見ることができました。 花のサイズの割に草体が大きく、色も茶色系で揺れ動きやすいという、全体でも花単体でも撮影者泣かせの種です。 背景の土の色に同化して分かり…

ナガバノヤノネグサ(2022/9)

昨年のナガバノヤノネグサのポイントに、今年の様子を確認しに行ってきました。天気の良くない休日が多かったので、昨年よりも2週間ほど遅い時期になってしまいました。 ナガバノヤノネグサ(長葉の矢の根草、タデ科イヌタデ属) 同属の花は多数ありますが、多…

キイジョウロウホトトギス(2022/10)

秋の紀伊半島、今度はキイジョウロウホトトギスです。育てて増やされた場所も何ヵ所かあるようですが、そうではないものを探したいところです。 キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈不如帰、ユリ科ホトトギス属) よく目にするホトトギスは花を上向きに咲か…

クルマギク(2022/10)

秋の紀伊半島、次は、長らく見たかったクルマギク探しです。具体的なポイントは分かっていませんでしたが、運良く会うことができました。 クルマギク(車菊、キク科シオン属) 紀伊半島南部の限られた範囲だけに自生する菊です。 仲間の他の菊と比べて、非常…

キナンカンアオイ(2022/10)

秋の紀伊半島、昨年より半月以上早いので咲いていないかもしれませんが、キナンカンアオイ(たぶん)を確認に行きました。 やはりというか、蕾、しかもまだ小さな蕾ばかり。 この時期だとまだなのか、と思いながらも、もう少しウロウロすると、崖のようにな…