2020-01-01から1年間の記事一覧

サルメンエビネ(2020/5)

ちょっとピークは過ぎたかなとも思いながら、サルメンエビネを探しに行きました。この日、山の中では終始人に出会うことはなく、無事にサルメンエビネを見つけることができ、思うがままに観察、撮影できました。 最初に出会った個体。何年も前に、同じ山域の…

ツルタチツボスミレ(2020/5)

今シーズンは諦めかけていましたが、ツルタチツボスミレに会えました。レポートが前後してしまい、実際にはホソバシロスミレのちょっと前の時期になりますが、今シーズンのスミレはこれで終わりかと思います。 思いがけない場所で咲いているのに会えました。…

オオバキスミレ(2020/5)

この日は別の花を探しに行ったのですが、残念ながら見つからず。その途中に、オオバキスミレが咲いていました。咲き残りの時期と思いますが、そこそこの数の個体が開花していました。 崩壊地?の斜面に咲いていました。 こちらも。 ここは道路脇です。 つい…

エゾユズリハ(2020/5)

ユズリハの花を見たことが無かったのですが、今シーズン歩いて見かけたユズリハ(エゾユズリハらしいです)に花らしきものが付いていました。 花弁らしきものはなく、雌雄異株のようです。 上部に付いている黄緑色の部分が今年の葉、下の色の濃い葉は昨年の…

ムラサキコマノツメ?(2020/5)

林道沿いの湿った草むらに、ところどころニョイスミレが咲いています。その近くに、あれ?と気になるスミレがありました。 花が紫色を帯びていて、ひょっとしてムラサキコマノツメ?以前に尾瀬では見たことがありますが… 全体が紫を帯びています。 画像で分…

ホソバシロスミレ、ホソバキリガミネスミレ

昨年より少し早い状態をイメージして歩きましたが、昨年見かけた花々が思った以上に咲いておらず、少し不安を抱きながらホソバシロスミレの探索ポイントへ向かいました。 結果的にホソバシロスミレの開花は8つ確認でき、いずれも新鮮な状態で、無事目的達成…

ヤチマタイカリソウ?(2020/4)

思いがけず見かけたイカリソウですが、石灰岩地、3回3出複葉、花が白いので、ヤチマタイカリソウとしておきます。 白い花に気付いて近づくと、想定外のイカリソウでした。何イカリソウでしょう? 足場に気を付けながら、手を伸ばして撮影。 回り込んで別のア…

クロフネサイシン(2020/4)

クロフネサイシンは、今年も元気でした。 咲いてました! 去年より時期を早め、花が新鮮です。 葉は左のようにホームベースのような形が典型です。 大株です! ちょうど光が差すタイミング、花が輝きました!クロフネサイシンの特徴は、花柱が3、雄しべ6だそ…

シロバナハンショウヅル

シロバナハンショウヅルに会うことができました。 他の木に絡まっていて気付きにくかったですが、見つけることができました。 ほとんど上向き、ちょっと変な体勢で撮りました。 別のポイントの花。手の届きそうな場所にあるのはこの花だけでした。キンポウゲ…

キリ

林道を走っていて、桐の木に花が咲いていました。花は高い木の上に咲きますが、地形の関係でここでは林道の目の前で花を見ることができました。 何だかサギゴケやクチナシグサに似ていると思いましたが、帰宅して調べると、やはり桐はゴマノハグサ科とのこと…

サンインシロカネソウ

この日の一番のターゲットは、サンインシロカネソウ。何とか会えて喜んだのですが、後半で岩場にびっしりと生えたサンインシロカネソウの群生に出会えてビックリするやら嬉しいやらで、予想以上に良い日となりました。 ようやく沢の流れの近くにサンインシロ…

サルトリイバラの花

車で林に沿った道を走っていたら、視界を横切ったものが気になりました。 車を停めて確認すると… サルトリイバラの花でした。今まで実は時々見たことがありますが、花は見たことはありませんでした。ラッキー! その近くには、名前の分からない木の花が咲い…

ヤマトチャルメルソウ

もともとオオチャルメルソウといわれていたチャルメルソウのうち、大和地方を中心とした近畿地方に咲くものはヤマトチャルメルソウという別種に分類されるようになったそうですが、昨年まで知りませんでした。 全体が写っている1~3枚目、いずれもヤマトチャ…

ノミノフスマ、ツメクサなど

ハコベの仲間は似たような名前もあってなかなか覚えられないのですが、最近見たノミノフスマとツメクサについて記しておきます。 ノミノフスマ 調べた大体のサイトでは、どこにでもあるような書き方になっていましたが、私は今まで見たことがなく、今シーズ…

ミカワチャルメルソウ

まだ観察できていなかった、ミカワチャルメルソウに会うことができました。 他のチャルメルソウと同じように、沢の岩場にチャルメルソウを見つけました。 チャルメルソウが咲いています。 近づくと… チャルメルソウと比べて、花弁の分岐が多いです。これはミ…

メギ

メギの木を初めて見ました。メギはメギ科メギ属、別名はコトリトマラズ、その由来は、葉が変化したと言われる鋭く長い棘が出ていることによるものです。 洗眼にも使われ、健胃、整腸の小蘗(しょうはく)という生薬の材料だそうです。 開けた場所に沢山の花…

オニシバリ

春先に歩く山では、ちょくちょくオニシバリを見かけます。ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属。 まず、こちらがオニシバリ。 裏側も表側と同じく黄緑色です。 花柄は無く、葉腋にまとまって花が付きます。 多少バラけているものも、 密に詰まって咲くものもありま…

ヤブサンザシ(2020/3/下)

山を歩いていて、黄色い見慣れない花が咲いていました。似た花が思い浮かばず、調べる手掛かりが無かったのですが、あるサイトで教えて頂き、スグリ科スグリ属(旧ユキノシタ科スグリ属)のヤブサンザシだと分かりました。 ヤブサンザシは、環境省としてのRD…

ミスミソウ(2020/3/7 朝熊山)

ミスミソウを見たくなり、まだミスミソウの時期に登ったことのない朝熊山に向かいました。もう少し沢山見られると思いましたが、見逃しが多かったのか、登山道沿いにはあまり無いのか、動物の食害に遭ったのか、目にした花はごく僅か…。 最初のは、開花して…

マンサク(2020/4 福井県)

山の山頂で、マンサクの花が咲いていることに気付きました。今まで至近距離で花を見る機会はなかったので、良い機会でした。 あ、これはマンサクだ… 山頂でひと息つき、下山しようとしたときに気付きました。 近寄ってみると… 面白い構造をしていそうです。 …

ヒメフタバラン(2020/3 滋賀県)

天気が良いので、2年前に知ったヒメフタバランの自生地の様子を見に行ってみました。 やはり(?)、暖冬だった影響か、早いものが咲き始めていました。多くの個体はまだ蕾で、ピークは少し先でしょうね。 ヒメフタバラン 旧フタバラン属(今はサカネラン属…

ヒメカンアオイ(2020/3/15 岐阜県)

昨年、ゼニバサイシンかもしれないと思ったカンアオイを確認しにいきましたが… ヒメカンアオイだったようです。 葉の茶色くなった株もいくつかありありました。でも、萼筒は浅くありません。 これも葉が茶色をしています。これはどういう理由でしょう? 葉は…

ヤマシロネコノメ(2020/3/22 京都府)

この日は午前中のみという時間制約もあり、京都北山のヤマシロネコノメの自生地に様子を見に行きました。 現地周辺の斜面は、ここ数年の台風の被害か数多くの杉が倒れていました。それを片付けるために伐採が進み、場所によっては重機も入ったりして環境が変…

タキミチャルメルソウ(2020/4 三重県)

チャルメルソウの葉を見つけた最初は花茎が見当たらず、早かったかと残念な思いを抱きましたが、しばらく周囲を見ているうちに、花が咲いている花茎があることに気付きました。良かった~ 花茎があるぞ! スマホが寄れるだけ寄って撮影。 トリミングしました…

トウノウネコノメ(2020/3/15 愛知県)

久しぶりに訪れた奥三河では、トウノウネコノメが咲き始めていました。 斜面に群生を発見。 雄蕊が萼片から出ています。萼片の中に収まるコガネネコノメソウとの違い。 ちょっと移動して、別の沢沿いにもありました。 他に花は見当たりませんでした。最も早…

サンインカンアオイ(2020/3/1 滋賀県)

春先の静かな森に、沢山のサンインカンアオイが咲いていました。 今年は、昨年見たポイントから少し離れた場所にも沢山の株を探すことができました。 最後に見た花、他と比べて随分と肉厚な感じが…

キタヤマオウレン(2020/3/1 滋賀県)

キタヤマオウレンを見に行ってきましたが、やはり例年よりも早く、ほとんど満開と言って良さそうでした。 沢沿いの道を辿ってゆっくり登っていきます。 午前中の早い時間は、光が少なくて余計に撮しにくいです。 正面からよりも、横から撮した方が立体感が出…

チタカンアオイ(2020/2)

昨年知ったチタカンアオイの自生地へ行ってきました。 今年も同じエリアに咲いていました。昨年より笹藪が進出し、一部のチタカンアオイの上に繁茂してきているのが気になります。 概ね開花していますが、まだ蕾もあります。 この株は7つの花を付けています…

フクジュソウ(2020/2 三重県)

今年もフクジュソウ開花の便りが届き始めたので、晴れた日を選んで見に行ってきました。花粉症の発症を覚悟で… このとおり、いい天気です。 冷たい空気の中、春を捜しながらゆっくりと進んでいきます。 ようやくフクジュソウの場所に着きました。 付近は陽が…

サンエンアオイ(2020/2)

イワタカンアオイを探している時に、別のカンアオイを見つけました。これは、サンエンアオイと思われます。 サンエンアオイは、秋咲きのヒメカンアオイの一種とのことで、三河から遠江にかけて(サンエンの名前は、この地域名に由来)自生しているそうです。イ…