以前に見たカンアオイの仲間ですが、あれはひょっとしてミヤマアオイか?と思い、今回再訪の機会ができたので再度探してみました。
現地に着くと、前回見つけた場所は記憶とイメージが違っていたのですが、しばらく周辺を探して歩き回ると… 見つかりました。
ここは長野県で標高1,100〜1,200mなのですが、可能性としてはヒメカンアオイかミヤマアオイと思います。ヒメカンアオイもミヤマアオイも開花時期はほぼ同じで、今は咲いて間もない時期です。ただ、自宅の近辺その他でヒメカンアオイは自生していますが葉の形状も花の形状も違っており、ミヤマアオイではないかと思っています。
葉は無地で光沢があり、先は必ずしも丸い訳ではありません。
花です。萼片はヒメカンアオイのイメージより少し長くて先が少し反っています。口環があり、柱頭の先端は開口部付近まで伸びています。
すぐ近くに別の株。
こちらも特徴は同じような感じです。
萼筒との長さと幅は同じくらい?
葉のアップ。無地で光沢あり。
その後も別の株をいくつか見つけました。
ネット上で見るミヤマアオイの情報も、サイトによって記載が一致していない特徴もあり、またそもそも情報が少ないこともあり、確信は持てないもののミヤマアオイの可能性はあると思っています。ミヤマアオイだったらいいな…
今度、別の場所でもミヤマアオイを探してみたいところです。
おまけですが、歩き回っている間に、ラン科の蕾を見つけました。たぶんイチヨウランですね。もう少ししたら咲きそうです。