ニガナはどこにでも生えているような植物ですが、紀伊半島にはドロニガナという固有種が咲くといいます。
人気のない川原で、結構あっさりと見つけることができました。
ドロニガナ
大水の時には冠水するような岩に自生しています。ドロは熊野川の支流にある瀞峡(どろきょう)に由来するとのことです。2021年の環境省カテゴリで絶滅危惧Ⅱ類に指定されていますが、現地には多数生えていました。
花だけ見ても、ただのニガナとの違いはないそうです。
岩の隙間に根を張っています。
一つの個体に多数の花が付いていますが、花は同時には咲かないようです。
ドロニガナの一番の特徴は、このロゼット状の根生葉とのことです。びっしり生えていますね。
自然の造形、ポットホール。