ドロニガナ(2021/4)

ニガナはどこにでも生えているような植物ですが、紀伊半島にはドロニガナという固有種が咲くといいます。

 

人気のない川原で、結構あっさりと見つけることができました。

 

ドロニガナ

大水の時には冠水するような岩に自生しています。ドロは熊野川の支流にある瀞峡(どろきょう)に由来するとのことです。2021年の環境省カテゴリで絶滅危惧Ⅱ類に指定されていますが、現地には多数生えていました。

 

 

花だけ見ても、ただのニガナとの違いはないそうです。
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岩の隙間に根を張っています。
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一つの個体に多数の花が付いていますが、花は同時には咲かないようです。
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ドロニガナの一番の特徴は、このロゼット状の根生葉とのことです。びっしり生えていますね。
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自然の造形、ポットホール
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