約一年前に一個体だけ見つけたノノボリカンアオイの自生地を12月に確認に行くと、同じ株と思われる蕾を見つけました。
小さな蕾は、昨年と同様に素心(と言うらしいです)と思われます。
咲くまでもうしばらくかかりそうです。
改めて1月に見に行くと、なんとそれ以外にも周囲にノノボリカンアオイがいくつも咲いているではないですか。この辺りで目にしたカンアオイの葉は、全てノノボリカンアオイなのかもしれません。
そしてさらに一週間程度空けて再訪すると、開花している花を11個、蕾を2個確認できました。蕾だとやはり小さく色も土や落ち葉、枯れ枝でカモフラージュされてしまうからか、特に蕾の状態では見逃してしまうようです。
では、今回観察できた花を紹介します。雪が無かったのも幸いで、ゆっくり観察しました。
個体1
個体1
個体1
個体2
12月に見つけていた、おそらく一年前に見たのと同じ株。今回の花は、素心は同じですがちょっと萼片が長めです。
個体2
個体3、背景に個体2
蕾の時には個体2しか認識していませんでした。
個体4
個体6
個体7
個体7アップ
個体7更にアップ
花の内部の構造が分かります。
個体8
個体9
個体12
個体13
個体14
観察した中で唯一の亀甲模様の葉
個体14
このエリアにも、鹿の糞が見られました。見つけた株の葉は小さなものが多く、大きくなると見つかって食べられてしまうのだと思います。何とか食害を免れて生き続けて欲しいですが… 時間の問題かもしれません。