キナンカンアオイ(2021/11)

数年前から探していたキナンカンアオイですが、数ヵ月前にそれらしき葉を見かけ、花の咲くはずのこの時期に確かめに行ってきました。

 

やはりキナンカンアオイと思われます。

 

葉の奥の木の枝のところに花が。
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キナンカンアオイ(紀南寒葵、ウマノスズクサカンアオイ属)

花は小さく、萼片の直径は1.2センチ程度。開口部は狭く、直径2ミリ程度。
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萼筒の先端は括れています。
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葉の先は鋭頭ですが、この個体の葉は顕著です。
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群生はしていませんが、他にも所々に花を見つけました。


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この花は極めて赤黒いですね。
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岩場にも見つけました。
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こっちのは葉の模様も綺麗で、花も整っています。
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萼筒の括れが分かりやすいですね。
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こちらは下から撮ったらいい感じです。
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最後に見つけた株。見た中で右の葉が一番大きかったですが、それでも長さ6センチ程度。
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南紀の山奥まで来た甲斐があって、キナンカンアオイをたっぷり観察できました。