飛び石連休で関東に帰省したので、ムカゴネコノメを探しに行きました。
今回のエリアは林道歩きも多く、山歩きとしての魅力はあまり無いと思いますが、花に興味を持つと林道歩きも全く苦になりません。
ただし、夏場はこの辺りは歩きたくない所です。
ミミガタテンナンショウが咲き始めていました。
ムカゴネコノメは、予想していた場所よりもかなり手前から見ることができました。後続のハイカーが時々通りますが、ネコノメソウを気にする人はほとんどいないようです。
【ムカゴネコノメ】
明るい場所に咲いていた大株です。咲きたては黄色味が強く、その後緑っぽくなるようです。
これも比較的咲きたてでしょう。
ムカゴネコノメは、その地域では思っていたより普通に咲いていました。
最初にムカゴネコノメを見つけた付近に、ヨゴレネコノメが咲いていました。今回のコース上ではあまり数は多くありませんでした。
葯が黄色いのでイワボタンになると思います(ヨゴレネコノメの葯は赤)。ヨゴレネコノメはイワボタンの変種ですが、上のヨゴレネコノメのすぐ横にあったので、血縁関係があるのかもしれません。
タチツボスミレも少し見ました。
岩崖上にカンアオイの葉がありました。花が見えますが、カンアオイ(カントウカンアオイ)でしょう。
花のアップです。よく見ると、萼片が4枚あります。
葉も写してみました。
岩崖の一角に白い点々が見え、近付いてみると… ハナネコノメです。
一週間前にシロバナネコノメソウを見ていますが、ハナネコノメの方が花びらが丸く曲線的で、優しい感じがします。
ツルネコノメソウかタチネコノメソウ。花後に走出枝を出すのがツルネコノメソウとのことですが…
自生ではないとと思いますが、イチゴの仲間が咲いていました。
木の根元を見ると、ヒトリシズカとユリワサビ。
またムカゴネコノメが出てきました。
渓流のすぐ横にイワボタン。過去に見たイワボタンの中で最も葉の黒味が濃い個体です。花とのコントラストが凄いですね。
これもムカゴネコノメ。
渓流沿いの崩壊斜面にヤマルリソウも咲き始めています。
この渓流にもハナネコノメが沢山咲いています。
流れから一度離れると、オニシバリもありました。
沢山撮影したはずなのに、またムカゴネコノメを撮影。
聞いてはいましたが、ミツマタが群生しています。ちょうど晴れ間のタイミングで、素晴らしい~
ご覧のように。これはほんの一部です。
実は載せていませんでしたが、歩きながらトウゴクサバノオの葉や蕾を見つけていました。細切れの晴れ間で日照を蓄積し、ようやく咲いてくれました!
所々に大集団がありました。まだ咲き始めの時期ですね。予想外の幸運です。
渓流にキブシ。
終わっているものが多かったのですが、まだ咲いているフサザクラがありました。
こちらも、咲き始めも咲き始めのハルユキノシタ。葉はたーくさん見ました。
これは先週も見たんですが…勉強不足。
帰りにも、往路は気付かなかったカントウカンアオイの葉をいくつか見つけました。
その中には、花もついているものもあります。
これも、往路には気付けなかった、ヒメウズです。
ユリワサビ。
アブラチャンかな?
ムカゴネコノメの側にあった、ヤマネコノメソウ。と思いましたが、よく見ると周辺のヤマネコノメソウは全て蕊が4つです(通常は8つ)。ということで、ヨツシベヤマネコノメソウと思います。
ムカゴネコノメの写し納め。
下の方にも、トウゴクサバノオが咲き始めていました。
朝は短時間の小雨も何度かありましたが、後半は晴れ間も出て暖かく、花ハイクを堪能できました。