初めて名前を見たときに、何て変な名前なんだろうと思いましたが、ひょんなきっかけでこのオニクを観察することができました。
もともと予定していたルートの一部をちょっと変更し、頭の中でオニクオニク…と唱えながら歩きました。ミヤマハンノキは多数あったのですがなかなか見つからず、気持ちも沈み始めていたところ、突如、まとまって咲く集団を見つけました。
【オニク】（御肉、別名キムラタケ、ハマウツボ科オニク属）
ミヤマハンノキ、ミヤマヤシャブシなどの高山帯のハンノキ属の根に寄生して咲く、葉緑素のない完全な寄生植物。国内の分布は中部以北の本州、北海道。漢方薬で強壮・強精の薬に使われる。マタタビと同様に猫が好むらしいですが、自生環境に猫はいないのでは？（海外にも分布するので、海外の話？それとも、漢方の材料になったものを好むということ？）。
その時は突然訪れました。それまで全然見つからなかったのに… ここはオニクの楽園？（大袈裟）
花の部分を少しアップ。上の部分はまだ開花していないようですが、ちょうど見頃な感じです。
少しトリミング。花が密に付いていて、詳細は見えません。画像だと、朝露？の反射も分かりにくい要因？雄しべと、見づらいですが奥の方に雌しべっぽいのも見えます。
下の方は、花は付かずに鱗片葉。
すぐ横には、こんなオニクや、
こんなオニクが咲いていました。
オニクが寄生する、ミヤマハンノキ。実際にはオニクが寄生しているのはなかなか見つかりませんでしたが…
タイミング良く殆ど人が通らなかったので、撮影の自由度は高かったのですが、今考えると、もう少し花の構造が分かりやすい写真やピントの合ったが撮れたのではないかと悔やまれます。もう少し冷静になれないといけませんね。
