数年前から見たかったイワチドリ、とある情報をもとに探しに行った。
人里離れた登山口、さらに渓谷沿いを進むこと4時間、ふと見た岩肌についに見つけた。
イワチドリ 撮影日2015/5/23
実は昨年も何となくのエリアは分かっていたつもりで訪れていたが、ちょっと場所が違っていたし、時期もずれていたので、見つからなかったはずだ。今回は、全体としてはピークを過ぎた感じで、一部の個体は花が枯れ、つぼみは見当たらなかった。
花自体は一昨年見たコアニチドリとそっくりのようだ。ただ、葉の形状、葉のつき方が異なっている。
イワチドリはかつての山野草ブームの時の盗掘の対象としての代表例、今回は花後のものも含めて20株程度しかみあたらなかったが、以前は沢山あったのだろう。それを想像すると寂しく悲しくなるが、これから増えてくれることを願うばかりだ。
下山する前に、その日に見たイワチドリの中で一番気に入った個体を見つけた。
夕方からは雨の予報も出ていたが、何とか雨に降られずに下山することができた(結果的に予報も好転したようで、雨は降らなかった可能性が大きい)。