紀伊半島を南下して、花を見に行ってきました。何度出掛けても、紀伊半島は大きいです。
以前に見た場所とは違う場所で、キノクニシオギク(キイシオギク)を探してみました。
天気回復の予報が出ていたものの、空はどんより。
既に咲き始めているアゼトウナ
まだ元気が足りない感じです。
岩場に咲くナワシログミ
オオバグミ(マルバグミ)というのもあるようですが、葉の形状がかなり異なるので、これはナワシログミだと思います。
ありました、キノクニシオギク。
開花前のキノクニシオギク
意外とあっさり見つかりましたが、ある程度予想していた通り、開花はまだ先のようです。
キノクニシオギクの開花した株がないか、しばらく周辺を探していると、視界の先にちょっと鮮やかな黄色の塊が見えました。あれはアゼトウナじゃないよな…
近寄ってみると… 少し高いところですが、見つかりました!やはりキノクニシオギクです。
そのままでは目の前まで近寄れない高さですが、ちょっと細工をして…(悪いことはしてません)
近寄りました。
外側から咲き始めています。
改めて画像を見て気づきましたが、キノクニシオギクの葉は裏面の白い毛が表から見た葉を縁取るように見える(上にある開花前の個体の画像で分かりますかね)のですが、この個体にはそれが目立ちません。僅かに白っぽく見えなくは無い感じですが。当日気付いていれば葉の裏面を確認したのですが、後の祭り… では他の種かと言うと、イソギクでもシオギクでも無さそうです。多少怪しいですが、まぁキノクニシオギクということにしておきます。
その後も探しましたが、開花個体は見つからず、切り上げました。
さて、キノクニシオギク探索の過程で他に見た花です。
この時期には結構咲いています。
コバノタツナミ
時期がずれていますが、タツナミソウの仲間は秋に咲く開放花も時々見かけますね。
ツヤスミレ
花の見た目はタチツボスミレですが、葉の光沢と厚さに特徴があります。これも春の花ですが、この時期に咲いていました。
距は少し短め?花茎の途中に、何でしょう?苞葉?みたいなものが確認できます。
ハマアザミ
岩の上に根を張っていたキク科の花。特徴から調べた感じでは、ホウキギク(外来種)ですかね。
久々の、太平洋を見ながらの探索でした。