近畿以西にはテリハキンバイというのがあるのを知り、自生地を調べて探しにいってきました。近畿以西と言いつつも愛知県にも分布しているようです。この日は大阪府と奈良県の2県で観察できました。ちなみに、大阪府での指定はありませんが、奈良県では絶滅危惧種Ⅱ種指定(2017年RDB)となっています。
この山には、個体数としてはかなり分布しているように感じました。
【テリハキンバイ】
この辺の個体は、葉脈に斑が入っている個体が幾つもありました。
一番手前の葉は、光がかなり反射しています。葉がテカテカしているわけでも無いのですが、テリハの由来がこれのようです。
比較のため、ツルキンバイも載せておきます。混生しているわけでも無さそうですが、ツルキンバイも同じ山に沢山ありました。
パッと見でテリハキンバイと違う点は、
・葉の距歯の先が鋭く、小葉全体が丸みを帯びていない
・花弁の根元の色がが濃い
・花弁の先が少し凹んでいる
・花弁の隙間が狭い
でしょうか。