秋の渓谷散策(2019/10)

ダイモンジソウを探しに、別の渓谷へ。

結果的には、ちょっと前の増水で流されてしまったのか、想像以上に少なく、あっても小さな株ばかり。それでも、それなりに楽しみましたが…

 

ちょっとしかダイモンジソウを見ないうちに、ジンジソウが咲いていました。
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小さな株、ウチワダイモンジソウ。
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水の流れ。
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小さなウチワダイモンジソウ
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ウチワダイモンジソウ
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夏は暑かったけど、この時期はちょっと肌寒い。
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ウチワダイモンジソウ
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ウチワダイモンジソウの子供達
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ウチワダイモンジソウ
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ウチワダイモンジソウ
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ウチワダイモンジソウ
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立派な滝
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ウチワダイモンジソウ
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キノコの塊

びっしり付いていますね。
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キッコウハグマ群生

花付きが良くないと思っていましたが、たくさん咲いていました。
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最後にまたダイモンジソウ
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ここのダイモンジソウはほとんどがウチワダイモンジソウでした。もう少し、ナメラダイモンジソウもあるのかと思っていたのですが…

 

平日なのと紅葉前ということで、静かな渓谷散策ができました。

 

サワギキョウ(2019/9)

訪れた秋の湿原では、サギソウもミズトンボも終わっていましたが、サワギキョウが咲き始めていました。何年ぶりに見たでしょうか…

 

サワギキョウ

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鳥が羽ばたいているようにも見えます。
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サワギキョウの葉はこんな感じです。

あ、横にあるのは…

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ニッポンイヌノヒゲ

で良いでしょうか。上から見ると、星を散りばめたような幻想的な(?)眺めです。
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花を拡大
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ヒメジソ

ちょっと葉が小さいですが、たぶんヒメジソだと思います。
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キセルアザミ
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思いがけず楽しい散策になりました。

 

ハガクレツリフネ(2019/9)

ハガクレツリフネはソハヤキ要素の植物で、見るためには、近畿では中央構造線付近かそれ以南の紀伊半島まで足を伸ばす必要があるようです。

 

とある情報をもとに、ハガクレツリフネが咲いていると思われる登山口にたどり着きましたが、歩き始めるとすぐに目の前に現れました。

 

ハガクレツリフネ

ツリフネソウ科ツリフネソウ属
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本当に花の上には必ず葉があり、葉に隠れているように見えます。色合いも、ほぼ単色ツリフネソウやキツリフネよりオシャレな感じです。

 

花弁の先の色の濃い花
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こちらは、花弁の先の色が薄いタイプですね。

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ハガクレツリフネの変種に、エンシュウツリフネというのもあり、来シーズン以降はそちらも探してみたいと思います。

ハダカホオズキ

今年はナス科の花の知識も少し獲得したこともあり、4ヶ所でハダカホオズキを見つけることができました。

 

ポイント1の花(8月中旬、東京都)

沢の流れのすぐ側に見つけました。
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ポイント2の花(9月上旬、大阪府

林道脇の斜面に咲いていました。
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ポイント3の花(9月上旬、三重県

明るい尾根上の斜面に咲いていました。


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ポイント4(9月下旬、大阪府

沢沿いの斜面にありましたが、実になっていました。
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キイイトラッキョウ(2019/11/7)

アップできていない画像がたまってきていますが、こちらを先にアップしておきます。

 

ようやく、キイイトラッキョウを見ることができました!

 

【キイイトラッキョウ

環境省RDB 絶滅危惧Ⅱ類

自生すると言われる4県にて絶滅危惧指定あり


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昨年探し回るも見つからなかった場所ですが、時期が早かった可能性と直前の豪雨の増水で流された可能性もあると考え、再度探し回りました(第一ポイント)。

 

昨年は普通に咲いていたアオヤギバナもこの時期にはほぼ終わり、咲いている花はほとんどありません。やはり見つからないため、次のポイントに移動しようと駐車場に戻り始めると、少し離れた岩場のちょっとした窪みに紫色が見えました。近付いてみると、期待通り、お初のキイイトラッキョウでした。

 

鈴生りですが、よく見ると6本の茎から出た花が重なり合っていました。
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花に陽が当たり始めました。

花は主に下を向き、針のように突き出ている雄しべと雌しべの長さが花被片の倍くらいあります。
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見上げると、青空。
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葉は断面が丸く、中空です。写真からは分かりませんが、確かに、葉に触れると中は空洞になっている感じでした。
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生育環境は、増水時に影響を受けそうな岩上です。これ以外に、この周辺にキイイトラッキョウは見当たらず。幸運だったのかもしれません。
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上から見ると、こんな感じです。ネットの情報で、花数が少ないとの記述を見ましたが、必ずしもそうでないのかもしれません。
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ついでに、一株だけ残り花のアオヤギバナを発見。
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そして次なる探索ポイント(第二ポイント)へ。

 

こちらでは、昨年探索したエリアの近くですが未探索の場所に入ってみました。

 

すると、何とあっさりとキイイトラッキョウを見つけました。こちらは数も多く、ベストな時期は過ぎていましたが、今がベストの花もまだありました。

 


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茂みの近くに、ナメラダイモンジソウ。葉の切れ込みがはっきりしています。
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もう一つ。こちらはまだ花が綺麗です。
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枯れ草が深く絡まっています。先日の台風時に増水して絡まったに違いありません。流されずに耐え抜いたということかな?
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これは咲き始め?花が上を向いています。
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いいアングルで撮影できるところが無いかと歩き回りましたが、それは適わず…

 

それにしても、ここ数年のような気象が続いたら、キイイトラッキョウは流されて、容易に絶えてしまうかもしれません。不安を抱きながら、その場を去りました。

 

そこそこ時間のかかった遠征でしたが、良い日となりました。

ミヤマヒキオコシ(2019/9)

登山道を歩いていると、ヤマハッカに似た姿の花が咲いていました。

 

ミヤマヒキオコシのようです。


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ネットで調べたところ、四国と九州に産すると書いているサイトも多いのですが、紀伊半島にもあるようです。ここは紀伊半島

 

こちらもまだ見たことのないタカクマヒキオコシの母種だそうです。

 

萼は唇形で上唇は鋭く、少し反り返っています。
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葉は卵形で先が尾状に延びるとありますが、卵形より細長いかも…
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もう少しちゃんと観察する必要がありそうです。

タニジャコウソウ(2019/9)

タニジャコウソウは、見たかったけどなかなか実現できていなかった花です。雨になる前でゆっくりできない状況でしたが、ついでもあったので登って見てきました。

 

まだかまだかと沢沿いに登っていくと、先の方に赤紫の花が見えてきました!

 

タニジャコウソウ
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ジャコウソウとの違いは、色が濃く、花柄が長く一つだけ花が付く点です。
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ジャコウソウはそうでもないのですが、タニジャコウソウは好きな部類に入りそうです。
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ついつい長居してしまいました。
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フウロ
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イヌショウマ
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ツルニンジン
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アケボノソウ

一つだけ開花していました!6弁花!

蜜腺から蜜が出ています!
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ヤブマメ
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タニソバ
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ハダカホオズキ

ブレてしまった…
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アキチョウジ
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もう少し登って探索したい気持ちもありましたが、雲行きが怪しくなってきたので、急ぎ気味に下りて行きました。案の定、最後は雨が降って来て、少し濡れましたがずぶ濡れになる前には何とか車に戻れました。