アップできていない画像がたまってきていますが、こちらを先にアップしておきます。
ようやく、キイイトラッキョウを見ることができました!
【キイイトラッキョウ】
自生すると言われる4県にて絶滅危惧指定あり
昨年探し回るも見つからなかった場所ですが、時期が早かった可能性と直前の豪雨の増水で流された可能性もあると考え、再度探し回りました(第一ポイント)。
昨年は普通に咲いていたアオヤギバナもこの時期にはほぼ終わり、咲いている花はほとんどありません。やはり見つからないため、次のポイントに移動しようと駐車場に戻り始めると、少し離れた岩場のちょっとした窪みに紫色が見えました。近付いてみると、期待通り、お初のキイイトラッキョウでした。
鈴生りですが、よく見ると6本の茎から出た花が重なり合っていました。
花に陽が当たり始めました。
花は主に下を向き、針のように突き出ている雄しべと雌しべの長さが花被片の倍くらいあります。
見上げると、青空。
葉は断面が丸く、中空です。写真からは分かりませんが、確かに、葉に触れると中は空洞になっている感じでした。
生育環境は、増水時に影響を受けそうな岩上です。これ以外に、この周辺にキイイトラッキョウは見当たらず。幸運だったのかもしれません。
上から見ると、こんな感じです。ネットの情報で、花数が少ないとの記述を見ましたが、必ずしもそうでないのかもしれません。
ついでに、一株だけ残り花のアオヤギバナを発見。
そして次なる探索ポイント(第二ポイント)へ。
こちらでは、昨年探索したエリアの近くですが未探索の場所に入ってみました。
すると、何とあっさりとキイイトラッキョウを見つけました。こちらは数も多く、ベストな時期は過ぎていましたが、今がベストの花もまだありました。
茂みの近くに、ナメラダイモンジソウ。葉の切れ込みがはっきりしています。
もう一つ。こちらはまだ花が綺麗です。
枯れ草が深く絡まっています。先日の台風時に増水して絡まったに違いありません。流されずに耐え抜いたということかな?
これは咲き始め?花が上を向いています。
いいアングルで撮影できるところが無いかと歩き回りましたが、それは適わず…
それにしても、ここ数年のような気象が続いたら、キイイトラッキョウは流されて、容易に絶えてしまうかもしれません。不安を抱きながら、その場を去りました。
そこそこ時間のかかった遠征でしたが、良い日となりました。