タカネハンショウヅル(2018/9/下旬 近畿地方)

ハンショウヅル、ミヤマハンショウヅルは知っていましたが、タカネハンショウヅルというのがあることを初めて知りました。ミヤマよりもタカネの方が奥にありそうに思えてしまいますが、そうでもないようです。

 

調べたところ、日帰りで行けそうな場所にありそうでしたので、探しに出掛けました。

 

花は無事に見つかりましたが、日差しが強くてコントラストが強くなってしまいました。

 


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萼片がクルッと反り返ること、また何より秋に咲くことで他のハンショウヅルと区別できるようです。

 

無理をするほどの行程ではなかったのですが、その日の帰宅後に右膝が強い痛みを発するようになってしまいました。何が原因か分かりませんが、早く治ることを祈るばかりです。

 

秋の水辺の花(2018/9/下旬 近畿地方)

足が痛くても回れそうな、水辺に秋の花探索に行ってきました。家から下道で1時間半程度の湖沼です。

 

朝の天気は良く、期待が持てます。車を置いて準備し、歩き始めて最初に見つけたのは、別でアップもしているナガバノウナギツカミでした!

 

ナガバノウナギツカミ

初めて出会えて感激です。
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ほぼ同じ場所に、アキノウナギツカミも咲いていました。

 

アキノウナギツカミ

実はこちらもそんなに見たことなかったです。
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ぐるっと回ろうと時計回りに歩き始めましたが、早速行き止まり。そのすぐ横に、イヌホオズキがありました。

 

イヌホオズキ

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花に近づいたときにすぐ横にいた蝸牛。何て名前でしょうか。
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シロバナサクラタデ
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イヌタデ
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オギノツメ

先日も見たオギノツメ、こちらにもありました。こちらの方が数が圧倒的に多いです。でも、綺麗な株は少ないです。
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三角の葉に白い蕾はイシミカワですが、ほぼ全て蕾の状態です。根気よく蕾をチェックしていくと、幾つか咲いている花を見付けました。これで咲いていると言っていいのでしょうか。

 

イシミカワ

花はこの程度で、あまり開かないようです。

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ハシカグサ
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イボクサ
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ホソバノウナギツカミ

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コバノカモメヅル

ピークは過ぎていましたが、まだ花をつけていました。
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ミゾソバ

ここで見たミゾソバは、葉はそれなりに沢山見ましたが、花をつけている株が非常に少なかったです。この株は背も小さく蕾の数も少ないですが、咲いている花がありました。エネルギーをこの花を咲かせるために集中させたみたいです。
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サクラタデ

今度はシロバナのつかない、ただの?サクラタデです。花がまばらについています。
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これが不明の花です。前出のナガバノウナギツカミかとも思うのですが、全体が小さく、本当にナガバノウナギツカミだろうかとも思ってしまいます。
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オオイヌタデ

天気が良いので、咲いている花の割合が高いです。
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コシロネまたはヒメサルダヒコ

当日はシロネ系くらいしか思わなかったので分枝している確認はできていないのですが、密集している印象があったので、ヒメサルダヒコの可能性が高そうです。
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オオイヌタデ

こちらの株は、ほとんどの花が咲いていてとても賑やかに見えました。素晴らしい。
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メドハギ?ハイメドハギ?
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オオマルバノホロシ

駐車場に戻る道すがら、先日別の場所で見つからなかったオオマルバノホロシが不意に目の前に現れました。こんなところにあるの?って場所です。
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スズメウリ
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イヌコウジュ
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ヒヨドリジョウゴ
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想定外の出会いもあり、タデ科、ナス科の多い、なかなか充実した花探索でした。

 

この後、別の花の探索に場所を変えましたが、何ヵ所も蚊に刺されただけで、成果なしでした…

 

ヒヨドリジョウゴ(2018/9/下旬 近畿地方)

自宅近くではしばしばイヌホオズキを見かけるのですが、イヌホオズキに似た花でヒヨドリジョウゴというのがありますが、過去に見たことがありません。ヒヨドリジョウゴを探しに出掛けました。

 

まずは、とある神社の参道入り口。早速見付けましたが、手の届かない高さにありました。スマホはズームがないので、手を伸ばして撮影。蚊が何匹もまとわりついていて、ブレるは刺されるわで大変でした…

 

ヒヨドリジョウゴはつる植物。この株は高い木の垂れ下がる枝に絡んでいたので、かなりの長さがあると思います。
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ここではこの株しか見当たりませんでしたが、少し離れたところに葉だけですが見付けました。

 

ヒヨドリジョウゴの葉の特徴である、葉の基部の耳状の形がよく分かります。

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この後、水辺で花探索を行った帰りがけの道路沿いで、多数のヒヨドリジョウゴを見つけることになりました。

 


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この道路沿いでは、イヌホオズキも咲いていました。

 

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おまけ。

 

自宅の近くに、気付かなかったナス科の植物が花を咲かせていました。


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咲かせていると言っても、花はほとんど閉じているような… 夕方だったので、閉じてしまった可能性もあります。

 

ということで、後日、日中の時間帯に再度確認すると、花が開いていました。その様子から名前を確認すると、ヒロハフウリンホオズキのようです。

 


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ナガバノウナギツカミ(2018/9/下 近畿地方)

想定外でしたが、数年来探索して見つけることのできていなかったナガバノウナギツカミに出会うことができました!

 

先日の山歩きで原因不明の足の痛みが発症してしまい、この日は高低差のない場所で花を探索することにしていました。とある水辺を歩き始めると、遠目に草むらの中にピンク色の花が顔を出しているのに気付きました。

 

近付いてよく見ると、花はまとまって付き、葉は被針形で葉柄があり、茎を抱いていません。花茎には赤い腺毛が密に生えています。これは、ナガバノウナギツカミですね!

 


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近くにアキノウナギツカミもありましたが、一つの花序につく花の数がナガバノウナギツカミの方が明らかに多いようです。
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葉は茎を抱かず、葉柄があります。
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このエリアのナガバノウナギツカミの数は、20~30株程度でしょうか。奥に写っている花はナガバノウナギツカミとアキノウナギツカミで、花序の小さいのがアキノウナギツカミです。
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朝は陽が当たっていたので、そこそこ多くの花が咲いていました。ミゾソバをはじめとして、イヌタデ属の花は綺麗ですね。

 

 

オギノツメ(2018/9/中旬 近畿地方)

天気が微妙なこの時期、久々に近場で水辺の植物探索に出掛けました。

 

今回のメインは、オギノツメです。

台風でなぎ倒された倒木を避けるようにして辿り着いた水辺に、数株のオギノツメが咲いていました。

 

オギノツメ
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もう終わっているだろうと思いつつ探していると、まだ咲いているサネカズラを見つけることができました。

 

サネカズラ
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こちらは、実になった個体です。

 


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他には…

 

ヤブラン
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ヒガンバナ
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センニンソウ
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イヌコウジュ
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これは?(調査中)
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イヌコウジュ
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ハナタデ
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湿地の花散索(2018/9/上旬 近畿地方)

最初は見たい花を探しに山に行くつもりでいたのですが、雨後でヤマビルの活動が活発になっているかもしれないと考えると気が進みませんでした。

それではと、そこそこ楽しめそうな湿地の花探索に転向、N湿地を訪れました。

 

ヤブラン
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アキカラマツ
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カエデドコロ

これと葉の似たキクバドコロを6月に見ました。時期の違いと花の色(キクバドコロは茶褐色)の違いですぐに区別できそうです。
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黄色の花が結構鮮やかで目立ちます。
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イヌコウジュ

過去にヒメジソは何度も見ていますが、イヌコウジュはあまり見た記憶がありません。
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オトギリソウの仲間ですが…
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コバノカモメヅル

こちらの湿地では初めて見付けました。
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キツネノマゴ
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またコバノカモメヅルを見付けました。こちらは触れる場所です。
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シロバナカモメヅル

昨年は目を凝らさずとも見つかったのですが、意外と日差しが強かったからか、目立ちません。アズマカモメヅルとは花の径、葉先の形状が違うようですが、意識していなかったので再確認が必要かも。
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コバギボウシ
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ここにもシロバナカモメヅル。
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アゼトウガラシ
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コケオトギリ
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ハシカグサ
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ミゾカクシ
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アレチヌスビトハギでしょうか。
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ミズトラノオ
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葉の形状からするとオモダカ、アギナシでしょうが、どっちかな?
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サジオモダカ
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デンジソウ
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ヒメビシ

花が付いていないと思ったものの、よく見ると咲いています。ヒシは何度も見ていますが、こっちの方が少し小さいですかね。
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フタバムグラ
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クサネム
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ミソハギ
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初見でないものの、カモメヅル系を探し始めると、時間を取りすぎてしまいますね。

 

シロシャクジョウ(2018/9/上旬 近畿地方)

数年前に知ったシロシャクジョウ自生地の状況を8月上旬と8月下旬に見に行きました。

 

8月上旬には全く形跡がなく、単に早すぎるだけなのか、はたまた今年の異常な暑さや7月の少雨の影響なのか気にしていましたが、下旬に訪れると、ある程度の数の花を見つけることができました。ただし、前回と比較すると数はかなり少なく、貧弱なものが多く感じました。

 

シロシャクジョウ

こちらは花はこれからです。
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片方の花が開いています。私のスマホでは露出を自由に変えることができず、ちょっと飛び気味ですがこれが限界です。
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花が開きはじめの個体です。
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シロシャクジョウの確認後、少しだけ近くの植物を探してみました。

 

ハナタデ?
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ハシカグサ
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ミヤマフユイチゴ
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ミヤマフユイチゴは、葉の先が丸くないです。
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クロバナヒキオコシ
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イヌコウジュ
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ヌスビトハギ
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サワヒヨドリ

葉に白い模様が入っていますが、ウィルス感染のようです。
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ゲンノショウコ
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この花は何でしょう?

形からはアカネ科に見えますが、茎はツルツルで花弁は5枚のようです。
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数は減りましたが、シロシャクジョウがまだ咲いていることについてはホッとしました。そういえば、ヒナノシャクジョウもまだ見たことがないので、機会があれば探してみたいです。