先日のクロムヨウラン、三度目の正直を狙って確認に行きました。
結果は… 開花見られず。まだ少し蕾もありましたが、本当に今後咲くのか分からず、今シーズンの確認はこれにて終了。
クロムヨウランエリアの近くに、こぶし大の大きなキノコが生えていました。
名前は何というのでしょうか？
駐車地に戻るとき、ラン科らしき葉が目に入りました。気になります。来シーズンにチェックできるかな。
ラン科と思われる株
花はとっくに終わっています。
駐車地のすぐ横の草むらに、小さな白い花が咲いているようです。駐車時に気づいたのですが、戻ってきたときによく見てみると、なんとアイナエです。
アイナエ
この場所は造成で作られた草地なのですが、広い範囲にアイナエが沢山咲いていました。
ここを通る他のほとんどの人は見向きもしないでしょうけど。
スズコウジュを見たいと思い、山に探しに行きました。
少し湿っぽい林辺に、沢山ではありませんが咲いているのを見つけることができました。
沢山見たわけではありませんが、見たものはどれも付けている花の数は1または2でした。沢山付いていれば、オサバグサっぽい気がします(葉は全然違いますが)。
花の内側を写してみました。
この山には、他にも珍しい花があります。
シマジタムラソウ
整った個体はなかなか見つかりません。
チャボホトトギス
葉は沢山見ましたが、蕾も花もほとんど見ませんでした。この時期にないということは、今シーズン花はかなり少ないのでは？かろうじてこの個体は咲きそうです。
シュンジュギク
何だかとても貧弱な花に見えます。
普通の花も。
ナガバノコウヤボウキ
コウヤボウキと思っていたのですが、束生する葉の真ん中から出るのはコウヤボウキでなくナガバノコウヤボウキのようです。なるほど…
マツカゼソウ
ニシノヤマタイミンガサ？
葉柄があり、葉に距歯があるので、ヒヨドリバナだと思います。
ムカゴもできています。
花メインですが、景色も良いですね。
ミヤマフユイチゴ
この時期に花が咲き、葉の先端が丸くないので、ミヤマフユイチゴと判定しました。
チャボホトトギスがほとんど見られなかったのが悔しいところですが、また来年以降に…
かなり久しぶりの宿泊山行になりますが、白馬に行ってきました。ひどい雨にも遭って一時はどうなるかと思いましたが、最終的には見たかった花のいくつかに出会うことができ、それなりに満足できるものとなりました。
今回、一番見たかったのはオノエリンドウです。過去に白馬、羊蹄山で時期に登っていますが、時間や天候の関係で花が開いておらず、3度目の正直です。今回も最初は日照不足で開いていませんでしたが、粘っていたら開いてくれました！
同様に開いていなかったシロウマリンドウは、結局開かず。
ヒメウメバチソウも今回見たかった花です。
無事に出会うことができました。
他に出会った花たちは…
（順不同、嬉しかった順？）
フキユキノシタ
クロトウヒレン
オニシオガマ
ミソガワソウ（白花）
タテヤマキンバイ
アラシグサ
葯が黄緑色なのを知りませんでした。
シコタンハコベ
カライトソウ
ヒメクワガタwithヒメウメバチソウ
ヒメイワショウブ
ジムカデ
リンネソウ
クロバナヒキオコシ
トウヤクリンドウ
クロクモソウ
不明の花
ヒメカラマツ？
？？？
？？？
？？？
数多くの花を撮影できると思っていた場所で、大雨により撮影ができませんでした。この山域には、まだまだ見たい花が残っていますので、巻土重来、また来たいと思います。
8月上旬はまだ早かったクロムヨウランを再訪しました。運悪く今にも雨が降りそうな状況、車にも細かい雨滴がいくつか付いて、祈りながら花のある場所へ。
あるのが分かっていても見つけにくい花、目を凝らして見回すと、花が咲いていました！
残念なのが、片側の側花弁と側萼片が開き切っていないことです。雨に当たって花が落ちるとの情報もあり、触るなんてとんでもありません。非常に少ない光量の中でピントも合いにくく、蚊の羽音を聞きながら撮影しました。
もう少し時間がたてば開く可能性もありますが、無情にも雨音が強くなり始め、撤退となりました。
結局、2株で開花していましたが、どちらも一部開ききっていませんでした。
花が開ききると、子房が180度捻れて最終的に背萼片が上に来るのではと思うのですが…
清里の清泉寮に行くついでに、八ヶ岳山麓の森を少し歩きました。以前に見た蕾のその後の確認も兼ねてだったのですが、流石に花は完全に終わっていました。
小一時間の散策でしたが、いくつか花を観察できました。
この時期この辺りに咲くのを忘れていて、見つけたときは嬉しくなりました。
ママコナ
苞葉に距歯があるので、ミヤマママコナでなく単なるママコナのようです。
コウリンカ
ヤマハハコ
イブキジャコウソウ
立ち上がっている株が時々あるようです。
シナノオトギリ？
明点や黒点で見分けますが、これは何だったかな…
セリ科も似ていて区別がつきません！
オオビランジ？
初めて見ました。花の形が残っていればもっと嬉しかったのですが。
ダイコンソウ
ヤブタバコ
アザミ系の…
アザミ系の…
タカトウダイ
フシグロセンノウ
キク科の…
コバギボウシ？
セリ科の…
名前の分からない花も多いです。調べなければ…
清泉寮のソフトクリームは、濃厚で美味しかったです。
ネットを調べていたら、オニバスが咲いていそうなので見に行ってみました。早朝に咲いて、気温が上がり過ぎると閉じてしまうようなことも書いていました。朝食を食べていそいそと出発しました。
現地に着いて車から降りると、風に乗って細かな雨粒が当たります。雨雲は流れているようなので構わず自生地に行くと、咲いていました。
自らの葉を破って蕾が出るとのことでしたが、本当ですね！
岸から届く距離の花はほとんどありませんが、1株だけ近くに見付けました。
カエル君もいました。跳ねたときにオニバスの花茎のトゲに当たったら大変ですね。
次に、一部で有名らしい三県境に向かいました。過去には近くを車で何度も通過していましたが、こんなものができているとは。ここは元は川の合流点だったのが、流路変更により埋め立てられたのがこの場所だそうです。
記念スタンプも押させてもらいました。
最後に、宝蔵寺沼にガガブタを見に行きました。径はヒメシロアサザの倍くらいあります。
タヌキモもあったのですが、生育地のヨシ狩りで岸の近くの株は無くなってしまったようです。ムジナモかもしれない葉も見つけたのですが、近寄れず。ともあれ、いろいろ楽しむことができて良かったです。
