コクラン(2019/6/30 滋賀県)

先日モロコシソウを見に行ったときに別のコクランのポイントでいくつもコクランを見つけることができたものの、開花している株はありませんでした。二週間ほど前に見つけておいた近場のコクランのポイントは、天気が悪く見に行けないと諦めかけていましたが、予想外に雨が止んでいたので、短時間で決行することにしました。

 

現地に着くと、やはり咲いています。今までコクランの花には縁が無く、今回初めて見ることができました。

 

昨年の葉を残したまま、今年の葉を出して花をつけています。
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不思議で複雑な形の花です。
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トリミングしてアップで。
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どの株もまだ蕾を残しています。来週末でもまだ花は見られそうです。
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瑞瑞しい葉。
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雨の降りそうな曇り空ですが、近くの湿地ではモウセンゴケの花が咲いていました。撮影していると、パラパラと雨が。ちょっと急ぐ必要がありそうです。


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葉は見えませんが、トウカイコモウセンゴケですね。
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そして、このモウセンゴケ。この一角のモウセンゴケは、先ほどのモウセンゴケと比べると花の直径が1.5~2倍ありました。
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花の色が飛んでしまうので、近寄って撮影。
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さらにトリミング。
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花だけでなく葉も大きいです。同じ普通のモウセンゴケなのでしょうか…
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下見の時に見つけていたオオバノトンボソウも見に行ってみたところ、見当たらない… 探してみると、2本とも葉も茎も根元を残して食べられて?いました。鹿とかがいそうには思えないのですが。

 

周りを探してみると、一本だけ蕾のオオバノトンボソウを見つけることができました。こちらは花を咲かせてほしいです。
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パラつく雨の中、少し急ぎ足で車に戻りました。30分も経たないうちにお盆をひっくり返したような大雨となり、難を免れました。

イチヨウラン(2019/5)

静かな森の中、昨年より時期は遅いのですが、今年も綺麗に咲いたイチヨウランに会えました。

 

大体の場所は記憶しているものの、一回目には見つけられず、流石に行きすぎかと探しながら戻っていくと、ありました。

 

【イチヨウラン】

環境省RDB 指定無し


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環境省の指定は無いものの、ほとんどの都道府県で絶滅危惧指定があります。

 

今回は正面、横、後ろと、ぐるっと撮影。

それにしても、端正な姿の株ですね。昨年見つけた別の場所の株も探して見つからなかったけれど、唯一見つけたのが綺麗な株で良かったです。

 


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他の人に見付からず、ここで生き続けるくれることを願います。

 

今回は、誤ってスマホデータが消えてしまうことがないようにしないと…

コトウカンアオイ(2019/5 三重県)

今年の春の進み具合を考えるとコトウカンアオイはまだ先と思っていたのですが、かなり咲いていました。最初見た株はスズカカンアオイかなと通り過ぎそうになりましたが、よく見ると萼筒の開口部がかなり大きく、萼片も短め、これはコトウカンアオイだろうとなりました。スズカカンアオイもあっても良さそうですが、無かったような。

 


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咲いている花のすぐ上の蕾も、もう少しで咲きそうですが…
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こちらは奇形で萼片が2枚です。蛇が口を開けたように見えます。
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自らの葉で日陰を作って入っている?
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葉の斑模様がいいですね!
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朝にはもう少しで咲きそうと思った蕾が、数時間後、再び通ると、少しだけですが咲き始めていました。
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思った以上に咲いていて、カンアオイ祭りになりました。

クロフネサイシン(2019/5 奈良県)

今まで探索で見つけられていなかったクロフネサイシンを、ようやく見つけることができました。以前の四国遠征で一度見たことはあるのですが、今の私が気軽に見に行ける近畿が東限になるのでしょうか。

 

クロフネサイシン】

環境省RDB絶滅危惧種

奈良県RDB 絶滅危惧Ⅱ類

 

 

最初に見つけた株は大きく、花を少なくとも10個はつけています。
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葉の形はホームベース型。これと比べると、ウスバサイシンはの葉はもっと横に張り出して、ハート型に近いですね。
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カンアオイ同様花は長く残るようで、花の中をよく見ると、咲いてからけっこう時間が経っていそうです。

 

萼片の色はは内側が濃く、外側が薄くなっています。先が摘まんだように内側に向いています。
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花を横から(ピントが甘いです)。
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沢山集まって咲いています。来年も同じくらいに咲いてくれるのかな…
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他にも幾つかの株を見つけました。


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今回で場所が分かったので、次回はもっと咲きたての頃を狙って見に行きたいと思います。来年以降も絶えることがないことを願って。

カイイワカガミ(2019/5 山梨県)

山梨県のとある山にカイイワカガミを見に行きました。数年前から計画しようとしていましたが、ようやく機会ができました。

 

山と言っても、ここは駐車場から近く、半分散歩です。

 

すぐに花を見つけることができましたが、早々に咲いてしまったようで、少しだけ残り花があるという状況でした。満開時に来たかったなぁ。


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距歯の数が多く、はっきりしています。
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今回は開花が早かったようです。2017年とかのように春が寒い年だったら沢山見られたのでしょうね。陽が傾いて来たので、遅くならないうちにその場を後にしました。

クモイコザクラ、ヒメスミレサイシン 他(2019/5 山梨県)

今年は結局イワザクラを見に行くことができませんでしたが、ならばと、GWに久しぶりにクモイコザクラとヒメスミレサイシンを併せて見に行くことにしました。

 

今年は4月に入ってから低温が続いて季節の進展にブレーキがかかってしまい、そのためかクモイコザクラの花数は少なめでした。

 

 

葉も悉く小さめです。
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次はヒメスミレサイシン。開花に比べて葉の展開が遅いため、最初の花を見つけるまで少し時間がかかりましたが、無事に見つけることができました。

 


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そして想定外に、春に高尾山周辺で初めて見ることができたヒメニラが、この時期この山に咲いていました。標高が違うこともあり、高尾山から1カ月ほど後ということになります。

 


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あまり臭いを意識しませんでした。嗅いでみれば良かったです。
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次は、花ではなくキノコですが、ツチグリも目につきました。


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今回、ナツトウダイも沢山見かけました。


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こちらの花は、まだ咲きたてだからなのか、三日月状の花弁の先端の刺状の部分がありません。
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こちらは、杯状の花序の真ん中の花が付いているのに気づきました。トウダイグサの仲間も面白いものです。
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アラゲヒョウタンボク

前に降った雨に濡れて花弁が透き通っています。
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ミツバツチグリ?
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マルバスミレ
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フデリンドウ
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ミツバコンロンソウ
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ツルシロカネソウ
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ニッコウネコノメ
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ハシリドコロ
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ミヤマキケマン
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エイザンスミレ
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ヒナスミレ
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クモイコザクラやヒメスミレサイシンの数は少なめでしたが、ヒメニラ等も見られるなど予想外の収穫もありました。