待っていたこの時期に、とある花を探して金勝アルプス、鶏冠山へ。その花には会えませんでしたが、二週連続でこの付近を歩いてきました。
金勝アルプスは、昔は禿げ山だったらしいです。都の建設の資材として木を伐採されてしまったとのこと。一見、木は育ち森は回復しているかに見えるが、林床の植物の種類が少ないのは、そのせいでしょうか?
落ヶ滝とカキラン
水量はそこまででもありませんが、垂直に近い岩壁の上から落ちてきて、爽やかな感じを受けます。少し上にカキランが群生していますが、そこまで登るのはちょっと無理です。岩場は滑る箇所もあり、スリップ注意です。
アクシバ
実際に見るのは初めてです。登山道脇の林床に咲いています。
ヒメオトギリ
湿地で咲き始めていました。
コバノトンボソウ
見つけにくいですが、よく見ると湿地に結構あります。距が少し上向いていること、側花弁が斜め下に向いているのが特徴です。
イシモチソウ
ほとんど終わりですが、少しだけ残っていました。
日光が当たらないと開花しませんが、数が多いので、曇りでも開花している個体は多いです。つぼみも多数。
カキラン
群生はあまりありませんが、歩いていると多数見かけます。全体的には最盛期を過ぎていそうですが、場所によってはまだ新しい株がありました。
ノギラン
???
現時点で名前が分かりません。上部の尾根上に咲いていました。
オオバノトンボソウ
数は多くありませんが、山麓から主稜線近くまで分布していました。
オオバノトンボソウのアップ
スマホのマクロでなかなか合焦してくれず、このくらいが限界でした。この株は下山時後半の林道沿いに咲いていたものです。
無事に下山しましたが、この付近が南限であるキンコウカをスマホで写すのを忘れました。ごく一部咲き始めていましたが、まだこれからです。
帰り道でちょっと寄った道路脇にも花が咲いていました。
コケオトギリ
ヒメオトギリとの違いは、苞葉と下の葉の形状が同じということだそうです。
ヒキノカサ