20150704 鶏冠山

待っていたこの時期に、とある花を探して金勝アルプス、鶏冠山へ。その花には会えませんでしたが、二週連続でこの付近を歩いてきました。

金勝アルプスは、昔は禿げ山だったらしいです。都の建設の資材として木を伐採されてしまったとのこと。一見、木は育ち森は回復しているかに見えるが、林床の植物の種類が少ないのは、そのせいでしょうか?

f:id:koma26:20150712094706j:plain
落ヶ滝とカキラン


水量はそこまででもありませんが、垂直に近い岩壁の上から落ちてきて、爽やかな感じを受けます。少し上にカキランが群生していますが、そこまで登るのはちょっと無理です。岩場は滑る箇所もあり、スリップ注意です。

f:id:koma26:20150712095252j:plain
アクシバ


実際に見るのは初めてです。登山道脇の林床に咲いています。

f:id:koma26:20150712095523j:plain
ヒメオトギリ


湿地で咲き始めていました。

f:id:koma26:20150712095809j:plain
コバノトンボソウ


見つけにくいですが、よく見ると湿地に結構あります。距が少し上向いていること、側花弁が斜め下に向いているのが特徴です。

f:id:koma26:20150712100418j:plain
イシモチソウ


ほとんど終わりですが、少しだけ残っていました。

f:id:koma26:20150712100604j:plain
モウセンゴケ


日光が当たらないと開花しませんが、数が多いので、曇りでも開花している個体は多いです。つぼみも多数。

f:id:koma26:20150712101012j:plain
カキラン


群生はあまりありませんが、歩いていると多数見かけます。全体的には最盛期を過ぎていそうですが、場所によってはまだ新しい株がありました。

f:id:koma26:20150712101259j:plain
ノギラン


f:id:koma26:20150712101516j:plain
???


現時点で名前が分かりません。上部の尾根上に咲いていました。

f:id:koma26:20150712102236j:plain
オオバノトンボソウ


数は多くありませんが、山麓から主稜線近くまで分布していました。

f:id:koma26:20150712102431j:plain
オオバノトンボソウのアップ


スマホのマクロでなかなか合焦してくれず、このくらいが限界でした。この株は下山時後半の林道沿いに咲いていたものです。


無事に下山しましたが、この付近が南限であるキンコウカをスマホで写すのを忘れました。ごく一部咲き始めていましたが、まだこれからです。


帰り道でちょっと寄った道路脇にも花が咲いていました。

f:id:koma26:20150712102713j:plain
コケオトギリ


ヒメオトギリとの違いは、苞葉と下の葉の形状が同じということだそうです。

f:id:koma26:20150712103029j:plain
ヒキノカサ