ユキワリイチゲ(2019/3/16 滋賀県)

大気が不安定のようで山は諦めていたのですが、ちょっと晴れ間もあるかもしれないと、ユキワリイチゲを見に行きました。

 

現地に着くと、雨は降っていないものの厚い雲に覆われた状態で、開花は厳しいと思われました。都合により滞在できるのは小一時間で、結局ほとんど日が差すことはなく、少し待って半開きの花を撮影しました。

 


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また来年、満開で撮せることを期待したいと思います。

ハルザキエチゼンカンアオイ、サンインカンアオイ(2019/3/9 近畿北部)

今年は雪が少なく、春の花の咲く時期が早いようです。フクジュソウ、セツブンソウ、ミスミソウユキワリイチゲ… 見たい花は沢山ありますが、家庭の都合や天気により、チャンスは週に一回程度。

 

今シーズンはカンアオイシリーズをいくつか探していたけどどうしようか… 9日の天気はどこも良さそうです。悩んだ結果、近畿北部にあるという、ハルザキエチゼンカンアオイを見ることができたらと、車を走らせました。

 

探索する山域に到着。花粉は結構沢山飛んでいるはずですが、不思議と大きな影響はありません。カンアオイの葉を探しながら山を歩くと、いくつも見つけることができました。

 


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葉を見つけました。


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葉の裏面。


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花を見つけました。


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横から。


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花のアップ。


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崩れた花もありましたが、花ごと落ちて形が残っているものもありました。


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俯いた花で数えるのは至難の技ですが、この落ちていた花の縦隆起線を数えてみると、9本でした。横隆起線は4本。

 

ほとんどの花が、落ち葉に埋もれていました。花があるかチェックしながら進みます。

 


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蕾がありました。この山域で見たカンアオイの花は、時間が経って固くなった花など花の鮮度もいろいろで、開花時期はかなり長そうです。


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ほとんどが無地でしたが、斑入りの葉もありました。葉のイメージが他と異なるようにも見えますが、別のカンアオイかも?残念ながら、花は付いていませんでした。


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場所は変わって、別の山域に来ました。ここから花粉症の症状が発症。

 

こちらの花ははサンインカンアオイと聞いていますが、そもそもネット上の情報では、サンインカンアオイとエチゼンカンアオイ、ハルザキエチゼンカンアオイは同じものだという説もあるようです。


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綺麗な?2つの花をつけた個体。


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さらに移動した別の場所で、カンアオイ系の葉を見つけて確認すると、こちらはミヤコアオイでした。

 

ここからは、この日にカンアオイの他に見ることができた花です。

 


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葉の形状からも、ニホンカイタチツボスミレかと思います。


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アオイスミレ


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キタヤマオウレン


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癒されます。


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ショウジョウバカマ


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サンインシロカネソウ


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ヤマネコノメ

 

 

この日は帰路でいくつもの交通渋滞に遭い、花粉症の症状も出て大変でした。

チタカンアオイ(2019/2/24 東海地方)

今日は、チタカンアオイを探しに出かけてきました。

 

駐車スペースに車を停めていざ探索!と探索エリアに歩いて向かったのですが… なんと、これでは探索ができない… という状況に。ですが、逆にそのおかげでチタカンアオイを見つけることができました!

 

今シーズンはまだ花粉症の症状が出ていませんでしたが、今日ついに出てしまい、鼻をかみながらの撮影になってしまいました。

 

例のごとく、見つけた地域と外見で判断していますので、違っている可能性もあります。

 

乾き気味の広葉樹林、緩やかな斜面で落ち葉に埋もれるようにして咲いています。


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先日見たクチスボカンアオイ(たぶん)とは、花の大きさからして全く異なります。チタカンアオイの方は倍近くあります。


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花の横から。萼筒が軽く括れています。


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斑の入った葉です。


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見た中で一番の大株。花を数えると、なんと10個です!


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葉の基部以外にも凹みのある葉。


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大きなレンズのカメラを持った人が通りがかりましたが、花が目的ではないようで、通りすぎて行きました。

 


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まさかこの時期に、ヤブコウジ

 

無事にチタカンアオイ(たぶん)を見つけることができ、遠征してきた甲斐がありました。

クチスボカンアオイ?(2019/2/10 東海地方)

クチスボカンアオイとも言われるヒメカンアオイを探しに行ってきました。

 

天気が心配でしたが、幸いにも好天に恵まれました。決めたエリアの中で道路脇に車を停めてはいくつかのポイントを探索しましたが、アツミカンアオイの子供の葉を少し見つけたくらいで、他には見つかりません。数えると7ヶ所めポイントにて、ようやくそれらしきもの見つけることができました。

 

見つかったポイントには株はいくつもありましたが、葉が全て4センチ×3センチ程度の小さいものでした。こんな葉では花も付きそうにないなと思いながらも、葉の根元をよく見ると、花が咲いていました。おそらくは、これがクチスボカンアオイなのではないでしょうか。

 


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上の画像で一番大きく写っている葉も、縦4センチ未満、花の直径は1センチちょっとでした。


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花を横から見てみました。萼筒はつり鐘型で、先がわずかに括れています。

 

それならと、他の葉の下もよく見てみると、花のついた株がいくつも見つかりました。それにしても、過去に見たヒメカンアオイ系の中で一番小さい気がします。


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大きな葉が見つからないのは、もともと葉が小さいのが特徴なのか、それとも大きな葉は食害で食べられてしまったのか… いずれにしても、目当ての花を見つけることができ(確実に同定できたわけではありませんが)、気を良くしてその場を立ち去りました。

 

去り際に、綺麗な亀甲模様の葉を見つけました。こちらは縦横4センチくらい、残念ながら花はついていませんでしたが、模様は珍しかったので載せておきます。


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カンアオイを見つけた近くに、こちらも見つけました。小さな葉が他にいくつか見つかったので、また花は時期に見に来れたらと思います。

 


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東山(2019/1/中旬 京都府)

この時期は出るのが億劫になりがちですが、高気圧に覆われ好天が予想されることもあり、京都の東山を歩いてきました。

 


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山に入る前、民家の敷地に面白い花が咲いていました。これは何だろう?花茎が土から生えています。

 


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フユイチゴ系の実が成っていました。フユイチゴ、コバノフユイチゴのどちらでしょう?

 

 


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最初は雲が多く残念がりましたが、気付くと青空の方が多くなっていました。京都の街と、西山。


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JR京都駅付近をズーム。京都タワーが分かりやすい。


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お、こんなところに。夏の楽しみができました。

 


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予告なく現れた、鳥居のトンネル。そう、ここはあの有名な神社です。


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小さな駅ですが、ホームには沢山の人が電車を待っていました。


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瀬田川を渡ってみました。瀬田川を渡る琵琶湖線、そのうしろには比叡山比良山地。絵になる風景です。


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琵琶湖岸をテクテク歩き、比良の山を眺めます。びわ湖バレイのスキー場にはどのくらいの雪が積もっているのでしょうか。

 

花の季節まで、もうしばらく我慢です。

 

浅間嶺(2019/1/上旬 東京都)

冬の関東の低山ハイクでは、途中で雪を被った富士山が見えると清々しい気持ちになります。今年は、年明けのハイクで、檜原村にある浅間嶺を歩いてきました。

 


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朝早く出て乗り換えた拝島駅。進入防止柵にもいくつか種類があるようで、このタイプは初めて見ました。

 


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浅間嶺の展望台からみた南側の山並み。手前の笹尾根の向こうに、真っ白い富士山。左奥は丹沢山塊。良い天気に恵まれて嬉しい。



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富士山のアップ。次回は笹尾根も期待できるかな。

 


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北側の山並み。左に御前山、右奥に大岳山。ほとんど風もなく人も僅か。登って良かった。

 

上川乗から浅間嶺に登り、浅間尾根を御林山まで、そこから少し戻って数馬の湯に向かって下りました。途中の岩にあるという猿の手形は、少し探したもののよく分からず。

 

数馬の湯では、山の上で見た景色を思い返しながら汗を流しました。今年はどこの山に行こうかな。

 

 

 

 

ズソウカンアオイ(2019/1/上旬 神奈川県)

この冬のシーズンは、カンアオイの仲間を探して回っています。今回、関東への帰省のタイミングで、ズソウカンアオイを探してきました。

 

ズソウカンアオイの「ズ」は伊豆の「豆」「ソウ」は相模の「相」から来ているようです。具体的には西丹沢~箱根の地域に分布しているそうで、目星をつけた場所へと向かいました。

 

見つかるかどうかという心配がありましたが、結果的に全く心配無用でした。歩き始めてから30分も経たないうちに花をつけた株が見つかり、その後いくつも見つかりました。主に広葉樹林下と斜面、希に岩の隙間にもありました。

 

カンアオイの同定は特に難しく、最終的には花を切って花の内部まで調べる必要があるようです。ここでは地域と時期、外見で推測しており、厳密な同定をしている訳ではありません。

 

高気圧に覆われたその日は、天を仰ぐと真っ青な空があり、南東を向いた谷沿いは風もなく、陽が差すと暖かく、山の上まで登っていきたい気持ちを抑えて車に戻りました(その後に予定があったので)。

 


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