20160502 カヤラン

都内での予定を済ませると、ちょっと時間が残りました。その時間を使って、高尾山でカヤランを探索します。

やっとのことで一株見つけると、他にも見つけられるようになりました。でも、ほとんどが梯子を使っても手の届かないような高さです。

それでも偶然、触れる位置に咲いている株を見つけました。この道は同じような時期に何度か通ったことがありますが、カヤランの存在を知らない頃でした。こんなところに咲いていたのかと、感慨深いものがあります。

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カヤラン

今日は高尾山まで来た甲斐がありました。旬の花は少な目でしたが、これからまた次々と花が咲くことでしょう。

20160501 奥多摩の花

花を探し、帰省中に奥多摩を歩きました。

まずはオウギカズラ。涼しい渓谷沿いの道を歩いていくと、斜面に生えていました。

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オウギカズラ

次は、サツキヒナノウスツボ。樹林下に一株だけ生えていました。全く想定していなかったので、ビックリすると共にかなり嬉しく感じました。

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サツキヒナノウスツボ(全体)

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サツキヒナノウスツボ(花)

そして、ケヤマウツボ。落ち葉に埋もれた林床にいくつも生えていました。茎に毛が生えているのもしっかり確認。

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ケヤマウツボ

他にも、ホウチャクソウタチツボスミレフデリンドウ、シコクスミレ、マルバスミレ、ミミガタテンナンショウ、コンロンソウ、ミツバコンロンソウ、ラショウモンカズラ、ヒメレンゲムラサキケマン、シロヤブケマン、ミツバツチグリ等が咲いていました。

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シコクスミレ

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ミツバコンロンソウ

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シロヤブケマン

20160424 キバナサバノオ

数年ぶりに、キバナサバノオを見に出掛けました。現地の様子は数年前の記憶と結構違う気がしますが、光の差し込む谷で今回も出会うことができまた。

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八重咲き?の花もひとつ見つけました。ちなみに、花弁は雄蕊のようにも見える濃い黄色の部分。倍の数の花弁があります。

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時間の制約もありあまりゆっくりできませんでしたが、また見に来たときに会えることを祈りながら下山しました。

他に見かけた花は、シハイスミレ、ハグロシハイスミレ、タチツボスミレ、トクワカソウ、ムシカリアセビ、タチネコノメソウ、キランソウ、ニョイスミレ、ヒメスミレ、テンナンショウの仲間など。

20160425 ヤシャビシャク

とある情報で、ヤシャビシャクが見られることを知りました。環境によって花期にばらつきがありそうですが、このくらいの時期なら咲いているかも…とあたりをつけて、休みをとった平日にその場所を目指します。

最近は稜線を歩く人も増えているように思いますが、もともとはマイナーな山、登山者の影はありません。基本的に貧弱な植物相の中を、我慢しながら歩きます。

第一の目的はヤシャビシャクの花ですが、空振りの時の保険で組み入れた山頂で休憩、腹ごしらえをして、いよいよヤシャビシャクがあると思われる尾根を辿ります。

ヤシャビシャクは苔の生えるほど古い老木のウロなどに着生します。見過ごさないようにキョロキョロしながら進み続けると… ウロから不自然な枝が生えているように見える… あれか!?それらしき枝を見つけて近づくと、やはりヤシャビシャクでした!花も咲いています!

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ヤシャビシャク

萼の部分には特徴のイガイガが確認できます。

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ヤシャビシャクのイガイガ

高い位置にあってスマホのカメラではダメなので、デジカメの画像、トリミング後です。それでも小さいですが…
もう少しで満開になるように見えます。

デジカメの電池がなくなるというハプニングもありましたが、何枚も写真を撮って満足です。相変わらず誰もいない山から下山しました。もっといい写真を撮るには、もっと近づけるようにするか、バズーカのようなレンズが必要でしょう。

20160416 キンシベボタンネコノメ

実は先週末にヒメヒダボタンを見に行ったのですが、キンシベボタンネコノメと似ているということです。実際にどれだけ違うのか?情報をもとに、滋賀県のとある谷に向かいました。

少し春の遅い谷沿いを歩いていくと、意外とすぐに見つかりました。その後は次々と現れ、沢を離れるまで飽きることはありませんでした。

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20160416 キンシベボタンネコノメ

そして、先週末に撮影したヒメヒダボタンはこちら。

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20160410 ヒメヒダボタン

ネットで調べた相違点
①分布域
②萼片に対する雄蕊の長さ
③包葉の密集度合い

①は、キンシベボタンネコノメは湖西、ヒメヒダボタンは湖北
②は、キンシベボタンネコノメは半分から3分の2程度、ヒメヒダボタンは萼片と同じか少し短いくらい
③は、キンシベボタンネコノメは比較的密集せず、ヒメヒダボタンは一つの花のように固まる

何となくわかる気がします。

先週のヒメヒダボタンを見た場所では、ヒダボタンも少しだけ見つけました。

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20160410 ヒダボタン




この日の山歩きでは、他にニッコウネコノメ、チャルメルソウ、タチネコノメソウ、ヤマネコノメソウ、コチャルメルソウ、タチツボスミレ、山陰型タチツボスミレ、山陰型オトメスミレ、シハイスミレ、ヤマハタザオ、キシダマムシグサ、イワウチワ、ミヤマキケマン、ヤマエンゴサク、ハシリドコロニリンソウエンレイソウ、ユキザサなどを見ることができました。

20160410 タキミチャルメルソウ

先週、鈴鹿の山中でタキミチャルメルソウを見た。ただし、咲き始めで、開花した花の数が少なく、本当にタキミチャルメルソウで合っているかという不安がありました。再度調査の上、タキミチャルメルソウが咲いていると思われる谷に向かいました。

谷沿いを探しながら歩くこと30分程度、意外とすぐに見つけました。

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タキミチャルメルソウ

スマホのカメラではピントが合わず、花がボケてしまっていますが…

花弁が3裂するものも稀あるとのこと。普通のチャルメルソウともまた違って分岐した裂片が退化しつつある感じ、もちろん分岐していない花弁もあるのできっとタキミチャルメルソウで合っていると思います。

この後、場所を変えて、ヒメヒダボタン探索に向かいました。

20160402 鈴鹿の花

ホクリクネコノメソウかと思ったのですが、雄蕊の数が4つでした。。先週別の山域で見たネコノメソウとここのネコノメソウを比較するのも目的です。

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ボタンネコノメソウ?

アカヒダボタンとの違いは、先ずは咢頭に対する葯の長さとのことですが、よく見えません。アカヒダボタンは、花序がかたまって一つに見えるとの記述もあるため、分かれているように見えるこの花はボタンネコノメソウとしました。

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タチネコノメソウ

ツルネコノメソウとの違いは、花後にストロンを地上に出すかどうかのようですが、分かりません。ただ、分布域が違うようで、タチネコノメソウとしました。

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ナツトウダイ

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アカヒダボタン

花序がかたまっているので、アカヒダボタンとしました。

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スズカボタン(仮称)?

現地ではホクリクネコノメソウと思いましたが、雄蕊が4つで、帰宅後に調べてみると、正式に名前の決まっていないスズカボタン(仮称)ではないかと思います。画像では雄蕊の数が見えませんが、雄蕊は4つです。

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タキミチャルメルソウ

まだ咲き始めで、下の花しか開花していません。とりあえず見つけることができましたが、もう少し花が咲いた状態で撮影したいところです。