とある情報で、ヤシャビシャクが見られることを知りました。環境によって花期にばらつきがありそうですが、このくらいの時期なら咲いているかも…とあたりをつけて、休みをとった平日にその場所を目指します。
最近は稜線を歩く人も増えているように思いますが、もともとはマイナーな山、登山者の影はありません。基本的に貧弱な植物相の中を、我慢しながら歩きます。
第一の目的はヤシャビシャクの花ですが、空振りの時の保険で組み入れた山頂で休憩、腹ごしらえをして、いよいよヤシャビシャクがあると思われる尾根を辿ります。
ヤシャビシャクは苔の生えるほど古い老木のウロなどに着生します。見過ごさないようにキョロキョロしながら進み続けると… ウロから不自然な枝が生えているように見える… あれか!?それらしき枝を見つけて近づくと、やはりヤシャビシャクでした!花も咲いています!
ヤシャビシャク
萼の部分には特徴のイガイガが確認できます。
ヤシャビシャクのイガイガ
高い位置にあってスマホのカメラではダメなので、デジカメの画像、トリミング後です。それでも小さいですが…
もう少しで満開になるように見えます。
デジカメの電池がなくなるというハプニングもありましたが、何枚も写真を撮って満足です。相変わらず誰もいない山から下山しました。もっといい写真を撮るには、もっと近づけるようにするか、バズーカのようなレンズが必要でしょう。