ベニシュスラン(2021/8)

ここ毎年の恒例になっている、ベニシュスラン観察に今年も出掛けました。ここは深い谷で、湿った崖に咲くので、太陽の位置によって手ブレの可能性がかなり高まりますが、ここでは昼前の時間帯が比較的明るく撮影しやすそうです。

 

ベニシュスラン(ラン科シュスラン属)
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こちらにもひっそり咲いています。
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目の前でちょうどよい高さで咲いていました。背萼片と側花弁(合着している)が少し欠けてしまっているのは残念ですが、花弁、萼片がしっかり開いていて正面から綺麗に撮せました。
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横から見ると、唇弁がぐるぐる巻いているのが分かりました。面白いですね。
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ここから少し離れた別の場所で一昨年見つけた場所では、絶えてしまったか見付けることができませんでした。

 

 

今回、残念なことがありました。

おそらく少し上の方に離れて並んで咲いている個体を撮影しようとしたのだと思いますが、斜面への踏み込みがあり、踏みつけに加えて苔や草も剥がれ落ちてしまった場所があったことです。写真を撮るための行為で希少な植物の自生環境が脅かされるのは本末転倒ですので、このようなことはやめてほしいと思います。