昨年知ったタチカモメヅルの自生地に、咲き始めの個体があることを期待して行ってみました。
そこまでの酷暑の道には、ヤマノイモ、キキョウ、ヘクソカズラ、アオツヅラフジなどが咲いていました。
ヤマノイモ(雄花)
雄花は花序が上に向かって伸びます。
キキョウ
ヘクソカズラ(別名サオトメカズラ、またはヤイトバナ)
独特の臭いを発することによるネーミングですが、カモメヅルの仲間とも似た対生の葉を付け、どこにでもあるので紛らわしいという印象が強いです。
ヤマノイモ(雌花)
下に向いた花序、あれは雌花ですね。
雄花ばかり目にしますが、雌花は少ないのでしょうか?
そして、とある木の枝には…
カブトムシ(雌)がいました!写真だけでそっとしておきましたが、小さい頃は夏は毎朝のように早起きしてカブトやクワガタを捕りに行ったものです。懐かしくなりました。
そして本命のタチカモメヅルですが、昨年見つけていた場所に特徴的な葉がありましたが、写真のように先が白い塊になっているものがいくつもあって、これだと花が咲かないのかも…
タチカモメヅルの葉
新芽の部分が白っぽい塊に…
後で調べたところ、アブラムシの仲間が虫えい(ちゅうえい、ゴール)を作る可能性があるようです。それですかね。
付近を探し続けると、わずかに蕾と、さらに僅かに開花しているものがありました。
咲き始めの蕾
咲いているのがありました♪
結局、これだけ。
外側には、咲き始めの光沢がありました。
虫えいは別としても、全体的に昨年より数が少なかったです。単なる見逃しの可能性もあるので、また観察しに来たいと思います。