スエヒロアオイ(2020/11)

今回はスエヒロアオイの観察に行き、知らなかった自生エリアも見つけることができました。スエヒロアオイは、2019年版環境省RDBにて絶滅危惧ⅠA類に指定されています。

 

 

私が既に知っている自生エリアでは、花が見つからなかったり開花数がごく僅かでした。葉は、数自体はそれなりに目にしたものの、小さな葉ばかりで、大きめの葉多くは鹿に食べられてしまったのかも…と、意気消沈してしまいました。

 

ですが、今回新たに見つけたエリアでは開花株をそれなりに沢山見つけることができました。

 

ようやく花の付いた株が見つかりました。花は落ち葉の下だったため、失礼して一時的に落ち葉を退けています。
f:id:koma26:20201129215523j:image

 

この個体は、葉に欠けは無く綺麗ですね。
f:id:koma26:20201129215706j:image

 

ここにもありました。
f:id:koma26:20201129215737j:image

 

この花は萼片の色が白に近いです。
f:id:koma26:20201129215808j:image

 

開口部が大きく開いています。萼片は反り返りません。
f:id:koma26:20201129220054j:image

 

萼筒の長さは約4mm。
f:id:koma26:20201129220352j:image

 

花の直径約10mm。
f:id:koma26:20201129220412j:image

 

萼筒の幅、約6mm。
f:id:koma26:20201129220429j:image

 

これも萼筒は浅いです。
f:id:koma26:20201129220606j:image

 


f:id:koma26:20201129220644j:image

 

色も形も様々ですが、やはり萼筒が浅いのは共通しています。
f:id:koma26:20201129220713j:image

 

こちらにも。
f:id:koma26:20201129220801j:image

 

埋もれいていなくても、花は落ち葉や土と同化しています。葉を便りに探します。
f:id:koma26:20201129220830j:image

 


f:id:koma26:20201129220858j:image

 

横から。
f:id:koma26:20201129220950j:image

 


f:id:koma26:20201129221018j:image

 

これも。
f:id:koma26:20201129221110j:image

 

大きい葉でも、長さはこの程度。6センチくらいです。


f:id:koma26:20201129221157j:image

 

既知のエリアの花です。
f:id:koma26:20201129221256j:image

 

こちらにもありました。
f:id:koma26:20201129221335j:image

 

よくこんな小さな葉でも花が付いたものです。葉は長さ約3センチ。
f:id:koma26:20201129221355j:image

 

トリミング。萼筒の内側の襞が見えます。
f:id:koma26:20201212151208j:image

 

昨年、一昨年と観察していますが、花が見つかると立ち去り難く、気付くとかなりの時間が過ぎていましたが、風もほとんどなく快適に観察できました。