今回はスエヒロアオイの観察に行き、知らなかった自生エリアも見つけることができました。スエヒロアオイは、2019年版環境省RDBにて絶滅危惧ⅠA類に指定されています。
私が既に知っている自生エリアでは、花が見つからなかったり開花数がごく僅かでした。葉は、数自体はそれなりに目にしたものの、小さな葉ばかりで、大きめの葉多くは鹿に食べられてしまったのかも…と、意気消沈してしまいました。
ですが、今回新たに見つけたエリアでは開花株をそれなりに沢山見つけることができました。
ようやく花の付いた株が見つかりました。花は落ち葉の下だったため、失礼して一時的に落ち葉を退けています。
この個体は、葉に欠けは無く綺麗ですね。
ここにもありました。
この花は萼片の色が白に近いです。
開口部が大きく開いています。萼片は反り返りません。
萼筒の長さは約4mm。
花の直径約10mm。
萼筒の幅、約6mm。
これも萼筒は浅いです。
色も形も様々ですが、やはり萼筒が浅いのは共通しています。
こちらにも。
埋もれいていなくても、花は落ち葉や土と同化しています。葉を便りに探します。
横から。
これも。
大きい葉でも、長さはこの程度。6センチくらいです。
既知のエリアの花です。
こちらにもありました。
よくこんな小さな葉でも花が付いたものです。葉は長さ約3センチ。
トリミング。萼筒の内側の襞が見えます。
昨年、一昨年と観察していますが、花が見つかると立ち去り難く、気付くとかなりの時間が過ぎていましたが、風もほとんどなく快適に観察できました。