ママコナ(2021/9)

最近見ているのはシコクママコナばかりですが、比較的近いところにママコナが見られるらしい。ということで、ママコナを探しに行きました。

 

現地に着くと、植栽かと思えるほどたくさんのママコナが咲いていました。

 

ママコナ(飯子菜)

濃いピンクに唇弁の2つの白い点がくっきり出ています。
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苞葉には多数の針のような距歯があります。
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まだ上の方は蕾のものも多く、しばらく楽しめそうです。
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予想以上にたくさん咲いていました。まさか、植栽?
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大きな口を開けた怪物のようです。上唇の先のフサフサした感じもいいですね。
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ヤマミゾソバ(2021/9)

昨年蕾で気になっていたミゾソバの仲間今年は咲いているものがないか確認してきました。

 

漸くたどり着いた昨年と同じ場所に葉がありましたが、開花はまだのようです。

 

蕾…
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蕾…
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よく探すと、開花している個体がありました。


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そして、この日の行程の最後の方にも見付けることができました。上記の個体を見た場所と環境は違いますが、どちらもヤマミゾソバのようです。

 

ヤマミゾソバ(山溝蕎麦)

花序の花の数が少ないこと、葉の括れがほとんど無いこと、葉柄に翼が無いことなどから、ヤマミゾソバと考えました。
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葉はどれも小ぶりです。
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ここにも咲いている花が。
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これも咲いています。
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点々と続きます。
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これは白花。
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後半で開花している個体をいくつも観察できてラッキーでしたが、なかなかピントが合わず時間もかかってボツ画像を大量に生産してしまいました。

低地の花探索(2021/8)

気になっていた低地エリアを探索してみました。

 

スズメウリ

小指の頭くらいの大きさで、カラスウリよりずっと小さい。

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ミズタマソウ

ウシタキソウを見たいけど、まだ出会うことができなません。
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ニガカシュウ

ここにもニガカシュウ発見。
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花はほとんど咲く前でした。
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ミソハギ

上から徐々に咲き下がっていくようなので、満開という状態は無いのかな?
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ヌマトラノオ

このように咲き上っていく花は、先に蕾が残っていてもバランスが良いですね。
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ニガカシュウ

結構たくさんあります。やはり水辺の近くに生えていますね。雌花を見つけたいです。
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ナガバノウナギツカミ

予想外にナガバノウナギツカミを見つけました。花柄の赤い腺毛が目立ちます。
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ナガバノウナギツカミの葉
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ヒメナミキ

今シーズンも見ることができました。海岸などに咲くという、ヒメナミキに似たコナミキというのもいつか見てみたいです。
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ナンバンギセル

たくさんありました。これは開花前。
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これは開花中の花。
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ヘクソカズラ

ピンクがかった花もあるんですね。
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イヌガラシ?
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初めての場所でなかなか楽しめました。

ナガバノヤノネグサ(2021/9滋賀県)

昨年好印象だったガリバー旅行村から比良の山を回るコースを歩いてこようと現地へ向かったのですが、事前調査不足で閉鎖でした…

 

※緊急事態宣言の延長により、(現時点では)9/30まで登山者含めガリバー旅行村には入れないようです(ガリバー旅行村のサイト参照)。

 

代替案をいろいろ考えて、7月に見つけていた気になる葉に花が咲いているか、とある谷に確認に行くことにしました。

 

現地周辺は当時から状況が少し変わっていて、かつ肝心の場所の記憶も曖昧で、諦めそうになりましたが、何とかその葉を再発見できました。しかし、咲いている花がないかと探すために草むら前でしゃがみこんで調べていると、視界に動くものが…

 

ここにも奴らがいました…

 

既に靴下に到達しているものもあり一時騒然となりましたが、何とか対応して最大限の警戒を維持しながら引き続き開花しているのが無いか探していると… あった!

 

ナガバノヤノネグサ(長葉の矢の根草、タデ科イヌタデ属)

何年も前から探していたナガバノヤノネグサに、漸く出会うことができました。
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葉脈に沿って斑が入ることが多いようです。
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湿地や田圃に生える仲間が多いですが、ナガバノヤノネグサは湿った林縁に生えるとのこと。
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目的は達成できましたが、他にこれと思う花がなかったのは残念でした。大きなシロオニタケは見応えがありました。

 

ハナタデ

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ヤマトウバナ
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ムラサキニガナ

超大株の先にはまだ花がついていました。
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ベニバナボロギクの綿毛
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ツルニンジンの蕾
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ヤマジノホトトギス
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シロオニタケ

大きい~
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シロオニタケ

別種かと思いましたが、傘が開いてくるとイボが落ちることがあるそうなので、シロオニタケかと思います。
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タマツノホコリ
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本日の出動、献血…  ゼロです!

 

 

イヌノヒゲの仲間(2021/8/中旬)

貧栄養の湿地に探索に出ました。咲き始めのサギソウなど見ることができたのですが、変わったイヌノヒゲの仲間を見つけました。

 

サギソウ

咲きたてで新鮮、蕾も多数確認できました。
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当然、イヌノヒゲの仲間も咲いていたのですが…
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これはいつものイヌノヒゲ(イトイヌノヒゲ?)ですが… これって、咲いた状態だと思っています。
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なんか、先が伸びて尖っているのがありました。
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あれ?花の部分が伸びて割れて緑色?のものが。
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さらには、大きく開いたものが…
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ネットで調べてみても、同じような様子の画像が見つかりません。これは何でしょうね…

 

モウセンゴケは咲き終わったようでした。

 

ホザキノミミカキグサ
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ヒメオトギリ
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アイナエ
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ヘクソカズラ

これはどこにでもありますね。
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アリノトウグサ
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ゴキヅル(2021/8/28)

先日から気にしているニガカシュウのその後を見に行くついでに近くを探索したところ、ゴキヅルが咲いているのを見つけました。

 

この葉は、ゴキヅル?
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近くで花が付いた株を探すと、やはり咲いているものがありました!

 

ゴキヅル(合器蔓、ウリ科ゴキヅル属)
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花弁が10枚あるように見えますが、5枚は萼、5枚が花弁です。
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まだ花は咲き始めですが、すごく密度の場所がありました。


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後で調べたら、ゴキヅルも雌雄異花で、花序の基部に雌花が一つ、花序の先に雄花が複数咲くとのこと。うーん、勉強不足ですね。

今回の画像だと不明確なので、できればもう一度確認に行きたいと思います。

 

シロバナサクラタデ(桜蓼、タデ科イヌタデ属)
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ヘクソカズラ(屁糞葛、アカネ科ヘクソカズラ属)
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ホソバツルノゲイトウ(細葉蔓野鶏頭、ヒユ科ツルノゲイトウ属)

前から近くの田んぼにあって気になっていたこの植物、熱帯アメリカ原産の外来種、ホソバツルノゲイトウのようです。
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ツユクサかと思いましたが、一回り大きいような。滋賀県草津市にはアオバナというのがありますが、やはりツユクサですかね。
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そして、今シーズン何度か観察に来ていたニガカシュウですが… 開花のピークを捉えたかったのですが、花が枯れていました。

 

ニガカシュウ(苦荷首烏、ヤマノイモヤマノイモ属)

開花が進むのを期待したのですが、枯れています(T_T)
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このように近くに蕾もあるのですが、同じような末路を辿るのでしょうか…
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ちょっとだけニガカシュウの葉にも似ているこれは何?花らしきものは見当たりません。
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注意しながら更に探すと… これがその花か?

 

マメアサガオ(豆朝顔ヒルガオ科サツマイモ属)

アメリカ原産の外来種で、夏から秋に葉腋に花を付けるとのことです。この個体は葉腋でない場所に花柄が出ているように見えますが…
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アレチウリも開花が目立ってきました。

 

アレチウリ(荒れ地瓜、ウリ科アレチウリ属)

特定外来生物にも指定されている、北アメリカ原産の外来種。8月から9月に、雄花は雄花序、雌花は雌花序に付くようです。
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これは雄花序のようです。
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綺麗な螺旋を描いています。
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コニシキソウ小錦草、トウダイグサ科ニシキソウ属)
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ジュズダマ(数珠玉、イネ科ジュズダマ属)

東南アジア原産の帰化植物だそうで、これの変種が鳩麦とのことです。
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ヒシ(ミソハギ科ヒシ属)

まだ生まれたてで葉が1枚しかない個体がありました。
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ガガイモ(キョウチクトウ科ガガイモ属)

例年ならとっくに咲いていると思いますが、今年は初めて蕾の付いた株を見つけました。
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スクミリンゴガイ(通称:ジャンボタニシ

ふと岸辺で覗き込むと、ジャンボタニシの子供が大量にいました。ジャンボタニシ中南米原産の外来種で、繁殖力が強く田んぼの稲に被害をもたらしているようです。ここは田んぼではないですが、駆除しないといろいろ影響がありそう…
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ミヤマウズラ(2021/8/21)

しばらく見ていなかったミヤマウズラを見に行ってきました。場所自体は初めての場所です。夕方の短時間であまりゆっくりできなかったのが残念ですが、蕾から見頃を過ぎたくらいのものまで、「こんなにあるんだぁ」と予想以上に多くのミヤマウズラにビックリしながらの観察でした。

 

ミヤマウズラ、ありました!
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林下を漂う幽霊。
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上から下に、パラパラ漫画をイメージしました。
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いくつも咲いています。足元に注意し、奥の方には足を踏み入れないようにしました。
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徐々に暗くなるので、被写体に良さげな株を撮していきます。
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見上げる構図がいいですね。
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この中に、パッと数えて11本、右奥に実は4本(?)入っています。
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いくつも撮影したい欲求に駆られますがこの辺りで終了とします。
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マメホコリ

キノコではなく、変形菌(粘菌)のようですね。昨年はムラサキホコリ、今年はツノホコリやキウツボホコリなどを知り、興味が湧いてきました。難しそうですが…

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来シーズン以降も来たくなるスポットをまた一つ知ることができました。