過去にも見た記憶があり、この4月にも見た不明の植物があったのですが、ヒモヅルというシダ植物ということが分かりました。
目の前の木を覆うように、糸状のものが浮かんで?います。
細い棒状の茎?からチクチクした突起のようなものが出ていますが、鱗片葉のようです。
ヒモヅルはヒカゲノカズラ科、環境省RDBにて絶滅危惧Ⅱ類の指定を受けていて、近畿から紀伊半島中国地方西部から九州に分布しているようです。
胞子嚢穂は夏のようなので、タイミングが合えばまた撮影してみたいと思います。
まだ見たことのないタジマタムラソウを探しにいってきました。
思った通りの場所で見つけることができてホッとしたものの、道中のそれ以外の場所で見ることはできませんでした。
タジマタムラソウ
ありました!紫なので、背景と同化して見過ごしてしまいそうです。
見ることができただけでも良しとすべきでしょうが、もう少し綺麗に咲き揃った個体は無いだろうか…
お、この個体は少し良い感じですね
葉は羽状複葉で、こんな感じです。
その先には、葯が残っている個体がありました!
やはりこの黄色い葯があると、違いますね。
この日の道中で見た他の花です。
オオカワジシャ?
コウライテンナンショウ?
クルマムグラ
チシマネコノメ(花後)
ミズタビラコ
ムラサキサギゴケ
ヤエムグラ
コケイラン
ミヤコアオイ(葉)
コツクバネウツギ
ギンリョウソウ
ニョイスミレ
ニガナ
これは何だっけ…?
少し時間が経ってしまいましたが、今年は雪解け直後の沢沿いで多数の山葵を見ることができました。こんなに新鮮な山葵は初めて、しばし時間を忘れて戯れました。
こちらの山葵はまだ蕾。
花が咲いていました。
どのワサビも生き生きとした感じ。
アブラナ科の花。
ちょっと引いてみるのもまた良し。
さらに先にも咲いていました。
ワサビ祭り!
去り難いけど…そろそろ行かないと。またね。
既に真夏のような暑さになっていますが、思い出して少し涼しい気分になりました。
何だかんだと毎年後回しになっていましたが、今年はヒメシャガを観察できました。
ヒメシャガは、10年以上前に越後三山で撮影していたピンぼけのアヤメ似の画像を、しばらく後で調べたらたどり着いた植物です。今度はピンぼけ等無く撮影したいと思っていました。
この日は朝から、別の山でヒメシャガを探すも、予想外に空振り… まだ昼だったこともあり、もう一つの山で探すことにしました。沢沿いの登山道を辿って先に向かうと、やがて、思っていたより早く、草むらの中にヒメシャガが現れました。
ヒメシャガより一般的なシャガはよく大群生しているのを見ますが、ヒメシャガはポツリポツリと見つかる感じですね。
ここにもありました。
さらに、ここには、花が2つ。
ぱっと見、シャガとそっくりですが、花の径はシャガより一回り小さいです。葉も、ヒメシャガは毎年生え替わるようですね。
流れの近くにも見つけました。
そして、これは花が4つ。
先に進めばもっとありそうですし山頂にも近づきますが、これで満足したこと、陽も少し傾いて来たので、無理せず引き上げることにしました。
次回来るときは、この先から山頂にも行ってみたいと思います。
限られた時間でしたが、梅雨の晴れ間を有効活用し、数年前の記憶を辿って、午後から山を歩いてきました。
前に見た付近を探しながら歩くも見つからず、さらに登って探すも見つからず、半分諦め気味にUターン登山道から少しだけ外れて戻り始めると、なんと見つけました… ツルガシワ!
ちょっと似たような葉が多数生えている中、光沢が無く丸っぽい葉が目に飛び込んできました。
4枚の葉の中心に黒褐色の花が付いています。
雰囲気はタチガシワに似ていますが、ツルガシワは今の花のところから蔓を伸ばしていく筈です。
咲きかけの花も多いですが、多数集まっています。
トリミングすると、こんな感じです。花の直径は1センチありません。
近くには、来シーズン以降に期待できる個体もありました。
さらに少し移動すると、ここにもありました。
以前にツルガシワを見た別の山域の自生地と比べると、明るく撮影しやすい環境です。
そして、以前に見た付近を再度通ると、何とツルガシワはそこにありました。
開いた花はこっちの方が多そうです。
無事ツルガシワを見つけ、花が咲き始めていることは確認できました。今後は蔓が伸びていくのを確認したいですが、これからは梅雨で天候や吸血動物のハードルを乗り越えられるかどうか…
今シーズンに見つけることができたユウシュンランは4株。花がきれいに開いたのにはなかなか出会えませんが、また、来シーズンもトライします!
1つ目。
2つ目。
アップ。
3つ目。
4つ目。