GWの山歩きの一つに、過去に何度も歩いている信州の山を選びました。春の進み具合はどうでしょうか。
登山口付近の様子が少し変わりましたが、駐車して、一昨年と同じ回り方で歩き始めます。
林道を歩いていくと、アケビの花が咲いていました。アケビには、雄花と雌花があります。
アケビ(雌花)
アケビ(雄花)
登山口に到達する前に、林道沿いの斜面上に白い花が咲いています。イブキスミレです。この山を初めて歩いたときは、イブキスミレロードと言っても良いくらい多くのイブキスミレが咲いていました。
イブキスミレ
距も葉もタチツボスミレとは全然違います。
登山口に着いて、山の中に入っていきます。
葉は展開した後です。
シロヤブケマン
イブキスミレ
バランスの良いレイアウトですね。
沢筋に黄色っぽい色が固まっているのが見えました。
ニッコウネコノメとレンプクソウ
ここのニッコウネコノメは苞葉の黄色が強いです。
レンプクソウは上面の花と側面の花で花弁の数が違います。不思議です。
沢底近くを辿ると、タチネコノメソウ(またはツルネコノメソウ)があります。
タチネコノメソウ(またはツルネコノメソウ)
相変わらず、判別できません。この時期、走出枝はよく分かりませんし…
葉の展開前のものが出てきました。
花はありませんが、今まで気付いていなかった斜面上に葉を沢山見つけました。この時期に花を見るのは難しそうですね。
スハマソウ以外にも、気になる葉がありました。エゾアオイスミレの葉のように見えるのですが… いくつも見つけましたが、GWで花を見るのは厳しそうです。以前にこの山麓で終わりかけの花を一つだけ見ましたが、それが奇跡的と言えるのかもしれません。
エゾアオイスミレの葉と思われますが…
ハシリドコロの花
ウスバサイシン
横から見たところ。
広がるハシリドコロ
ニッコウネコノメ
ウスバサイシン
前回来たときの記憶にも残っている場所に、今回もヒゲネワチガイソウが咲いていました。葯がフレッシュな感じです。
ヒゲネワチガイソウ
終わりかけのばかりでしたが、ようやく綺麗な状態のヒナスミレが出てきました。
ヒナスミレ
イブキスミレ
ハシリドコロ、花つきの見事のがありました。
おー!毒草であまり好きではないのですが、これは見事!
タチネコノメソウ(またはツルネコノメソウ)
前回も見ていた場所で、ハルユキノシタ?
この時期に花茎が伸び始めていないのは、どういうことでしょう?ひょっとして、違う種類かな?
エンゴサクが出てきました。ヤマエンゴサクかと思うのですが、ひょっとしたらエゾエンゴサクの線もあるのでしょうか。
ヤマエンゴサク(またはエゾエンゴサク?)
アケボノスミレ
今回は4株を見つけました。
久々に、ホソバノアマナを見つけました。
尾根の上で風に揺れています。
ホソバノアマナ
ゲンジスミレのエリアでは、蕾だったり咲き終わりだったり、寒暖の波のせいでしょうか?まともに咲いた花は一つだけでした。
まぁ咲いていただけ良しとしましょう。
ゲンジスミレ
途中で見たスハマソウと違い、葉の形状がシャープです。
山頂部を過ぎ、下りにかかります。
ヒナスミレ
ウスバサイシン
ヒゲネワチガイソウ
ヤマエンゴサク(またはエゾエンゴサク?)
個人的なハイライトのエリアに入ってきました。まずはマルバネコノメですが、まだ咲き始めと言った感じで、蕾の状態の株も結構あります。
マルバネコノメ
マルバネコノメ
そして、オオヤマカタバミ。ここのはやはり紫条がないのです。非常に写しにくい咲き方で、写す方もかなり頑張っています。
オオヤマカタバミ
花弁の一部が反り返っています。
これはうまく写せたかな。
花を写すと葉の形状が分かりにくいので、上から撮影。
マルバネコノメとオオヤマカタバミを見ることができてホッとしました。引き続き下っていきます。
イブキスミレ
イブキスミレ
ウスバサイシン
ウスバサイシンの花
沢底近くに白い色を見つけたので近寄ると、ミヤマエンレイソウです。この山では初めて見たと思います。
ミヤマエンレイソウ
花のアップ
まだ咲き始めたばかりですね。
ユリワサビ
ミヤマエンレイソウのすぐ近くにありました。これもこの山で見るのは初めてかも。
終わりかけのヒカゲスミレがありましたが、惨めな感じで撮影は遠慮しておきました。
この山は歩く人が少な目で、とてもゆったり歩けるし、花も多くて癒されます。機会があれば、GW以外の時期にも来てみたいところですが、当面は無理かな…。