今年は雪が少なく、春の花の咲く時期が早いようです。フクジュソウ、セツブンソウ、ミスミソウ、ユキワリイチゲ… 見たい花は沢山ありますが、家庭の都合や天気により、チャンスは週に一回程度。
今シーズンはカンアオイシリーズをいくつか探していたけどどうしようか… 9日の天気はどこも良さそうです。悩んだ結果、近畿北部にあるという、ハルザキエチゼンカンアオイを見ることができたらと、車を走らせました。
探索する山域に到着。花粉は結構沢山飛んでいるはずですが、不思議と大きな影響はありません。カンアオイの葉を探しながら山を歩くと、いくつも見つけることができました。
葉を見つけました。
葉の裏面。
花を見つけました。
横から。
花のアップ。
崩れた花もありましたが、花ごと落ちて形が残っているものもありました。
俯いた花で数えるのは至難の技ですが、この落ちていた花の縦隆起線を数えてみると、9本でした。横隆起線は4本。
ほとんどの花が、落ち葉に埋もれていました。花があるかチェックしながら進みます。
蕾がありました。この山域で見たカンアオイの花は、時間が経って固くなった花など花の鮮度もいろいろで、開花時期はかなり長そうです。
ほとんどが無地でしたが、斑入りの葉もありました。葉のイメージが他と異なるようにも見えますが、別のカンアオイかも?残念ながら、花は付いていませんでした。
場所は変わって、別の山域に来ました。ここから花粉症の症状が発症。
こちらの花ははサンインカンアオイと聞いていますが、そもそもネット上の情報では、サンインカンアオイとエチゼンカンアオイ、ハルザキエチゼンカンアオイは同じものだという説もあるようです。
綺麗な?2つの花をつけた個体。
さらに移動した別の場所で、カンアオイ系の葉を見つけて確認すると、こちらはミヤコアオイでした。
ここからは、この日にカンアオイの他に見ることができた花です。
葉の形状からも、ニホンカイタチツボスミレかと思います。
アオイスミレ
キタヤマオウレン
癒されます。
サンインシロカネソウ
ヤマネコノメ
この日は帰路でいくつもの交通渋滞に遭い、花粉症の症状も出て大変でした。