クチスボカンアオイとも言われるヒメカンアオイを探しに行ってきました。
天気が心配でしたが、幸いにも好天に恵まれました。決めたエリアの中で道路脇に車を停めてはいくつかのポイントを探索しましたが、アツミカンアオイの子供の葉を少し見つけたくらいで、他には見つかりません。数えると7ヶ所めポイントにて、ようやくそれらしきもの見つけることができました。
見つかったポイントには株はいくつもありましたが、葉が全て4センチ×3センチ程度の小さいものでした。こんな葉では花も付きそうにないなと思いながらも、葉の根元をよく見ると、花が咲いていました。おそらくは、これがクチスボカンアオイなのではないでしょうか。
上の画像で一番大きく写っている葉も、縦4センチ未満、花の直径は1センチちょっとでした。
花を横から見てみました。萼筒はつり鐘型で、先がわずかに括れています。
それならと、他の葉の下もよく見てみると、花のついた株がいくつも見つかりました。それにしても、過去に見たヒメカンアオイ系の中で一番小さい気がします。
大きな葉が見つからないのは、もともと葉が小さいのが特徴なのか、それとも大きな葉は食害で食べられてしまったのか… いずれにしても、目当ての花を見つけることができ(確実に同定できたわけではありませんが)、気を良くしてその場を立ち去りました。
去り際に、綺麗な亀甲模様の葉を見つけました。こちらは縦横4センチくらい、残念ながら花はついていませんでしたが、模様は珍しかったので載せておきます。
カンアオイを見つけた近くに、こちらも見つけました。小さな葉が他にいくつか見つかったので、また花は時期に見に来れたらと思います。