ここしばらく探していた、ノノボリカンアオイに出会うことができました!
※カンアオイの仲間は特に同定が難しいので、違っている可能性も十分にあります。
一週間前にも探した際に一株だけ見つけた黄色っぽい蕾、ひょっとしたらこれがそうかも…と思いました。今回、その同じ個体を確認しようと探したのですが、目印もなく見つかりません。諦めて帰ろうと一度下り始めたものの、やっぱり未練がありもう少し探そうと踵を返して戻ったら、何と、暗い臨床に黄色い宝石のように開花した花を見つけることができました。直前に探していた場所から数メートルの場所です。
とある情報では落葉広葉樹林下に咲くとありますが、ここは杉林の中です。登山のオフシーズンということもあり周囲に人の気配もなく、周りを気にせずに撮影できました。
咲き始めの綺麗な花だったので数多く撮影しましたが、ちょうど木漏れ日が当たって輝く瞬間がありました。大きな特徴である萼筒の白い内壁と隆起がハッキリ判りました。
アップにしたものです。
一頻り撮影してから見回して仲間がいないか探したものの、近くに他の個体はありませんでした。カンアオイの仲間の分布域の拡がる速さはとてつもなく遅いとのこと、この個体は偶然、元の自生地から何かの要因で大移動を果たしたのかもしれませんが、きっと他にもこの山にあることでしょう。
見つけるつもりで探していたものの、本当に見つかって感激です!