コボタンヅル(2022/8)

センニンソウにボタンヅル。これらの仲間にコボタンヅルというのがありますが、帰省のタイミングで出会うことができました。 コボタンヅル(キンポウゲ科センニンソウ属) 花はセンニンソウやボタンヅルと一緒ですが、葉が異なり、2回3出複葉です。関東と中…

ビランジ(2022/8)

数年前に適当に撮影してしまっていた、ビランジと思われる花ですが、2回目(コロナ前)の機会では見当たらず(場所が曖昧)、今回久々にもう一度トライしてきました。 ビランジ(ナデシコ科マンテマ属) 南アルプスの高山にはタカネビランジが咲きますが、こ…

コイチヨウラン(2022/7)

久しぶりの山域で色々な花を見ることができましたが、コイチヨウランの楽園を見つけました。 少しずつ高度を上げていくと、亜高山帯の針葉樹林の林床にコイチヨウランを見つけました。 コイチヨウラン(小一葉蘭、ラン科コイチヨウラン属) 先日のハコネラン…

オオヤマレンゲ(2022/6)

昨年は蕾が少ないように感じた上に良い開花個体にも出会えず残念でしたが、今年は花も沢山咲き、きれいな花を愛でることができました。昨年咲けなかった分が一斉に開花したのでしょうか。 オオヤマレンゲ(大山蓮華、モクレン科モクレン属) 先に開いた2枚の…

ハコネラン(2022/7)

ハコネランはコイチヨウランの仲間で、唇弁がギザギザになっているのが特徴です。花期はコイチヨウランよりも少し早く、6月には咲き始めるようです。 ハコネラン(箱根蘭、ラン科コイチヨウラン属)目星を付けた場所を探していると、無事に見つけることがで…

ウスキムヨウラン(2022/6)

以前に見つけたウスキムヨウランのエリアを探索し、今年はいくつも観察することができました。 ウスキムヨウラン(薄黄無葉蘭、ラン科ムヨウラン属) エンシュウムヨウラン、ホクリクムヨウランなどと似ていますが、ウスキムヨウランの唇弁の毛状の部分の先…

クサナギオゴケ(2022/6)

数年前に探索失敗していたクサナギオゴケですが、今シーズンの探索でやっと拝むことができました。前回の同じエリアでの探索時にはニアミスしていたようです。 クサナギオゴケ(草薙尾苔、キョウチクトウ科カモメヅル属) カモメヅル属は○○カモメヅルや○○ガ…

イワユキノシタ(2022/6)

山の岩場で、イワユキノシタが咲いていました。別の場所で葉は見たことがありましたが、今回が初見です。 イワユキノシタ(ユキノシタ科イワユキノシタ属) パッと見たときには花が咲いていないように見えたのですが、イワユキノシタは雌雄異株。こちらは雌…

キイロスッポンタケ?(2022/5)

蝿のような虫が多数飛んでいて何かと思ったのですが、その中心にあったのはキノコでした。意を決して近寄り、短時間の撮影で急いで離れました。 ネットで調べてみましたが、これはキイロスッポンタケでしょうか?頭頂部が開いてグレバ(悪臭物質)が出ている…

コアツモリソウ(2022/6)

何年ぶりかのコアツモリソウ、まだ咲いてくれているようで安心しました。 コアツモリソウ(小敦盛草、ラン科アツモリソウ属) アツモリソウの仲間ですが、2枚の葉の下に小指の先くらいの大きさの花を咲かせます。環境省カテゴリで準絶滅危惧種(NT)に指定。…

ホロテンナンショウ(2022/5)

今年は昨年と別の場所でホロテンナンショウを観察しました。 見つかるか分かりませんでしたが、咲いていそうな環境で念入りにサーチしながら進むと、ありました。 ホロテンナンショウ(幌天南星、サトイモ科テンナンショウ属) 口辺部から舷部の縁が他の種と…

ヒメキリンソウ(2022/6)

イシダテクサタチバナの山には、ヒメキリンソウも咲いていました。これも本州では見られない花で、ここでは沢山見ることができました。 尾根を登っていると、ありました。 ヒメキリンソウ(姫麒麟草、ベンケイソウ科マンネングサ属) 花はキリンソウと変わら…

イシダテクサタチバナ(2022/6)

前回、四国に渡ったのは、10年以上前です。今回、久し振りに四国に渡り現地付近の友人と登る予定でしたが、事情により友人は登れなくなり、単独で歩いてきました。 なかなかハードな登りでしたが、登り疲れた頃に、やっとイシダテクサタチバナに出会うことが…

チャボシライトソウ(2022/5)

今回は、チャボシライトソウを探しに行きました。 自生環境をイメージしながら探していると、急斜面に見つけました。すぐ近くには寄れないため、手を延ばして撮影。 糸状のものが花弁ですが、咲いてから時間が経っているようで、糸のような花弁が曲がりまく…

オオキヌタソウ(2022/5)

オオキヌタソウは、同じアカネ科のキヌタソウ(ヤエムグラ属)とは違ってアカネ属だそうです。この花も、どこでも見られるわけではありません。 待っていたこの時期、運良く週末の天気も上々、狙っていた山に探しに行き、初めて見ることができました。林内に…

ヤマガシュウ(2022/5)

サルトリイバラの仲間、ヤマガシュウ。今回、初めて観察することができました。 ヤマガシュウ(山何首烏、サルトリイバラ科シオデ属) 花のアップ 葉は先が尖り縁が波打っています。 雌雄異株で、今回見ることができたのは雄株になるようです。株数は多くな…

何カンアオイ?(2022/5)

今回紀伊半島に来た目的の一つは、この時期のカンアオイです。この日はおそらく有料高速不使用の日帰り最長の走行距離だったのではないかと思います。 1つめのポイントを探索すると、花を付けているカンアオイがありました。 うーん、これはどのカンアオイで…

ケヤマウツボ(2022/5)

GWの尾根道を歩いている途中で、林床に何やら紫がかった怪しげなものが… 近づいてみると、ケヤマウツボのようです。 ケヤマウツボ(毛山靭、ハマウツボ科ヤマウツボ属) 以前に奥多摩で一度出会ったことがありますが、今回のは紫色が随分と濃いです。 ぱっと…

タチドコロ(2022/5)

昨年、何ヶ所かでまだ見ぬタチドコロの葉を見付けていましたが、そことは違った場所で花が咲いているのを見つけることができました。 登山道を歩いていて気付いた葉。これは、タチドコロの葉では? あれ、花が咲いています!まだGW終わっていないのですが。 …

シロバナネコノメソウ(2022/3)

春の花を見に入ったとある渓谷、シロバナネコノメソウは毎年どこかで目にしますが、今回は思いがけず密集して咲いているのを見つけました。 シロバナネコノメソウ ラッキーなことに、赤い葯がほぼ残った状態です。 珍しい花ではありませんが、こんな群生、し…

ミチノクフクジュソウ(2022/3)

今シーズンもあちこちでフクジュソウの開花の便りが聞こえています。今回はミチノクフクジュソウを見に行ってきました。こちら方面へは久しぶりです。 フクジュソウは細かくはフクジュソウ(エダウチフクジュソウ)、シコクフクジュソウ、ミチノクフクジュソ…

ヒメカンアオイ(2022/2)

前に葉だけ見ていたヒメカンアオイに花が咲いているか、見に行ってきました。ここのはいつ頃咲くのか… が、どうやら早かったようで、蕾はあるもののすぐに咲く感じの大きさではありません。ですが、半分諦めながらも探していくと、咲き始めの花を見つけるこ…

クチスボカンアオイ(2022/2)

この時期パターン化していますが、クチスボカンアオイ(と思っている)が咲いているはずの時期なので、人との接触をできるだけ避けて今シーズンも行ってきました。 地面すれすれに咲くので、咲き方のバリエーションが少なくて似たような絵になってしまいます…

ノノボリカンアオイ その2(2022/2)

12月以降、何度か寒波が襲来しています。昨シーズンは、一度咲いたカンアオイも寒波にやられたのか萎れてしまい、今シーズンは大丈夫なのか気になりました。雪が残っていると花を見つけられないので、雪が解けた可能性があるタイミングを見計らって見に行っ…

スントウカンアオイ(2022/1)

シイノミカンアオイ観察で時間が圧してしまいましたが、その次にスントウカンアオイの場所へ。 前回、種類は分かりませんが葉ばかりだったエリアは見切って別の場所を探すと、綺麗(?)に咲いている花を見つけることができました。 スントウカンアオイ あら…

シイノミカンアオイ(2022/1)

2年前に見に行っているシイノミカンアオイですが、今回が2回目になります。 曇っていて寒いですが、ワクワクしながら斜面を進んでいくと、ありました! シイノミカンアオイ 葉の間から覗いているのが花です。 亀甲模様の綺麗な葉です。 花の全体の大きさが他…

ズソウカンアオイ(2021/12)

今回は年末年始に関東に帰省したので、そちらのカンアオイを見に行ってきました。まずはズソウカンアオイです。 冷え込んだ朝でしたが、意を決して車から離れました。日陰は身を切られるくらいに感じるほど冷え切っていたところもありましたが、標高を少し上…

キタミソウ(2021/12)

久〜しぶりの帰省で、キタミソウの自生地?に行ってきました。 そもそも極端に小さな花なので見えていないだけかもしれませんが、咲いている花をいくつか見つけることができました。 キタミソウ(北見草、ゴマノハグサ科キタミソウ属) ロゼット状の葉の真ん…

ノノボリカンアオイ(2021/12)

少し時間があったので、今シーズンもノノボリカンアオイの自生地を確認してきました。昨シーズンは年初の寒波でかなりの花がやられてしまったように思うので、ちょっと心配でしたが。 少し探して、まずは1株咲いていました。ノノボリカンアオイは無地の葉が…

イセノカンアオイ?(2021/12)

今回のカントウカンアオイ観察ですが、前回見て気になった、カントウカンアオイと違いそうな花を再確認することをもう一つの目的にしていました。 前回と同じ場所で、やはり今回もその花を確認できました。ヒメカンアオイの花期にはまだかなり早く、花期の重…