近くを通りかかったついでに、昨年はアクセス不可になっていたトンボソウ自生地に行くと、入れるようになっていました。咲き終わっている可能性もありますが、入ってみると…
まだ咲いていました!薄暗い森に上から光が差して明るくなっています。
もっと近くで撮したいものの、今使っているスマホは接写ができないのでこれが限界。でも、見ることができて良かったです。
撮りづらい位置ですが、フユイチゴでまだ咲いている花もありました。
この日一番の目的は、クロムヨウラン(トサノクロムヨウラン?)の開花を見ることでした。が、残念な結果となり、諦めて、湿原に移動してきました。
湿原には、サギソウが咲いていました。
サギソウ
東海~近畿の貧栄養湿地には、かなりの確率でサギソウが咲きます。珍しい感じではありませんが、咲きたてなのか、綺麗で見とれてしまいました。
他には、コガンピ、ノリウツギ、オトギリソウ、キキョウ、ミミカキグサ、ホザキノミミカキグサ、サワヒヨドリ、ヌマトラノオ、キセルアザミなども咲いていました。
コガンピ
これは、園芸種?
オトギリソウ
キキョウ
キセルアザミ
おっと!
一番の目的だったクロムヨウラン
咲いていない…
フタバランの仲間で、コフタバラン、ミヤマフタバラン、ヒメフタバランは花を見たことがありますが、アオフタバランとタカネフタバランは見たことがありませんでした。今回の目的はアオフタバランとして、とあるコースを歩いてきました。
推測したエリアはこの日の予定コースの後半でしたが、咲いている近くを通りながらも見過ごしたのではと、徐々に疑心暗鬼になる中、推測エリアも終わりを迎えようとする頃にようやく見つかりました。
アオフタバラン発見。葉が少し齧られています。葉がきれいな状態で残っている株は少なかったです。
緑に白の筋の入った双葉は林内で目立つように思うのですが、ここの自生地も危うく見過ごすところでした。
アオフタバラン別の場所で花芽の初期の頃までは見たことがあるのですが、開花した状態は見たことがありませんでした。今回、ようやく花を見ることができましたが、もっと手近に見られる場所を探したいところです。
数日前に別の場所で見たエゾスズランですが、想定外にこの日も出会えました。付近の足場は良くなかったのですが、今回は草地で明るく、撮影条件は良好でした。
エゾスズラン
他に人もいなくて、じっくり観察できました。
まだ蕾も多く、もうしばらく楽しめるかな?
一番見たかった花は、残念ながら見つからず。でも、他に久々の花や初めての花を見ることができました。
コフウロ
くたびれた状態で見ることが多く、きれいな状態で花を見るのは久しぶりかも。
オオヤマフスマ
これも久しぶり。
ダイコンソウ
ウメハタザオ?
イワアカバナ
マルバダケブキ
ミヤマムグラ
ソバナ
サワギク
イケマ
トリミングでアップ。
イケマは鈴なりです。
キヌタソウ
シモツケソウ
キリンソウ
コウモリソウ
キンバイソウ
ミツモトソウ
カニコウモリ
花はまだでした。
センジュガンピ
何とか取れたお盆休みだったので、準備もできずアルプスへの計画も立てられませんでした。下界の宿に泊まって日帰り花探索をすることにして、山梨県に向かいました。
まずは一昨年に見たハクウンラン自生地に。無事に咲いている姿を見ることができました。
ここは駐車してから5分もあれば見ることができるスポットです。最初に見つけたときは、こんなところに咲いているとは思いませんでした。
この日はもう一つの山を歩く予定ですが、せっかくなので、ちょっと周辺を歩き回りました。
クルマバナ
タチフウロ
キキョウ
タカトウダイ
タカトウダイ
クサレダマ
何ギボウシ?
ハバヤマボクチ
イタチササゲ
何オトギリ?
アマニュウ?
フシグロセンノウ
ノブキ
名前が分かりませんが、気になる花の蕾…
カラスウリの開花を待っていたら、草むらの中、絡まった糸状の物体があることに気づきました。よく見ると、途中に花のようなものがついています。以前に伊吹山で見たことがあるネナシカズラかなと思いましたが、後で調べた感じでは、アメリカネナシカズラでしょうか。
所々に、櫛の歯のようにギザギザが付いています。これを寄生相手の茎に刺して栄養を得るのでしょう。そこから下の部分は枯れていくため、ネナシカズラの名前が付いたとのこと。
ネナシカズラを観察したりして時間をつぶし、カラスウリを観察しました。
蕾の開き始め
どう収まっていたのか、中からくしゃくしゃの糸が拡がり始めます。
先日と比べてこの場所では開花時間が少し遅いこともあってか、開いた後は新スマホではこの通り、撮影が厳しい状況でした(うっすらと花が見えます)。