ここは沼地の周辺を整備された公園。昔はよくザリガニ釣りなどをしたものです。今は草地や歩道、阿屋や遊具があり、家族連れでゆっくりできる場所です。今回は、母と娘をと三人でやって来ました。
白、赤の睡蓮が咲いていました。
キショウブも。
草地には、タチイヌノフグリが咲いていました。
昨年は来られませんでしたが、今年は再びこの○○山にやって来ました。
今年の楽しみは、いつものゲンジスミレとイブキスミレに加えて、過去の写真を後で見返していたときに気づいた、オオヤマカタバミとマルバネコノメソウ。当時は知らずに写真を撮っていたのですが、やはり認識してからちゃんと見てみたい。そういえば、ゲンジスミレも同じパターンで、後になって後で気づいたのでした。
周回コースにするため、車を登山口に置いて舗装道を歩き始めます。朝8:00くらいでしたが、一番乗りで、準備完了後に次の車がやって来ました。
もう一方の登山口まで、30分程度歩きます。舗装道の歩きを最初にしたのは、今回の目的の一つ、オオヤマカタバミの花が開く確率を上げるためです。オオヤマカタバミは、基本的に日照がないと開花しません。
登山口の手前では、アケビの花が下がっていました。
登山口から谷に入ると、緑は芽吹いたばかり。ですが、よく見ると足下には咲いている花があります。まずはレンプクソウ。この花も、この山に初めて来たときに初見だった花です。
次に出てきたのは、ヒトリシズカです。いくつも群生がありました。
この葉っぱは、スハマソウ。花はもう終わったのかな?
ハシリドコロ。同じように葉が繁っていても花のないものもあり、不思議です。今年は気温がなかなか上がらなかったので、遅いというなら分かりますが。
タチツボスミレも、珍しいわけではありません。ただ、唇弁に紫条がないのは。珍しいかも。
咲き始めですが、ミヤマハコベもありました。
ヒゲネワチガイソウも、沢山咲いていました。でも、葯が新鮮な花はそんなにありません。この花は葯が新鮮です。
咲きたてのヒトリシズカ。
ヒナスミレも、葉ばかりで花を見かけないなぁとブツブツ言っていましたが、ついに花を見つけました。
気づくと、沢をつめて尾根は間近です。
たしかこの尾根で…ときょろきょろしながら進むと、ありました!アケボノスミレです。
1つだけしか見つかりませんでしたが。
木の根元にはフデリンドウ。
少し岩がちな尾根を進みます。
ヤマエンゴサク。
尾根の斜面に白っぽい花を見つけ、近寄ると、目的の一つ、ゲンジスミレでした。よく観察している、まとまっているエリアはから少し離れていますが、早くも見つけることができました。そして、やがていくつも出てきました。
咲きかけは色が濃いです。
アカネスミレ。
尾根上の岩の日陰に、ユキノシタ科の葉がありました。ハルユキノシタでしょうか?
ミツバツチグリ。
山頂が近づいてきました。この辺りにもイブキスミレがあるはずですが、花のついていない葉が少しあるだけ。なんでだー、と歩いていると、ミスミソウが咲いています。年によっては花がついているのを見たことはありますが、今年はやはり遅れているのか、いくつも花を見ることができました。
間もなく、山頂。他の登山者同士が山談義をしているのが聞こえます。お腹を満たし、喉を潤し、山頂からの春景色を楽しみました。少し霞んでいますが、遠く北アルプスも見えます。
しばし体を休めた後、出発です。尾根をたどり、これから下りていく谷に次の目的の花たちがあるはず。
広葉樹林を下りていくと、比較的すぐにウスバサイシンが咲いています。
やがて、針葉樹の薄暗い林に変わります。ヒナスミレは沢山咲いていましたが、以前見かけたことのあるエゾアオイスミレは見つからないまま、気づいたら沢に沿って下っていて、暗い中でもニッコウネコノメの黄色の群生が目立っています。
そろそろか、とニッコウネコノメの近くを丁寧に見ると、派手な黄色に混じって地味な仲間がいます。やはり、マルバネコノメソウはここにありました。目立たないものの、数もそこそこありそうです。
マルバネコノメソウに続いて、針葉樹の林床に、見覚えのある特徴的な葉を見つけました。オオヤマカタバミです。
オオヤマカタバミは、一般的に花弁に濃い紫条がありますが、ここのは真っ白です。
マルバネコノメソウも、まだまだあります。
こちらは、ニッコウネコノメ。
ネコノメソウエリアが終わり、沢底から離れます。
ニリンソウが出てきました。
ようやく、イブキスミレの花に出会えました。この辺りはポツポツと咲いています。
マルバコンロンソウです。
オオバタネツケバナ。
コンクリート舗装になりました。
ヒカゲスミレ。
ヤマエンゴサク。
初回にだけ見かけたエゾアオイスミレは見つかりませんでしたが、普段見ることのできない花に会え、楽しく歩くことができました。
昨年見た花はミョウギイワザクラではなくクモイコザクラだった模様。今年は正真正銘のミョウギイワザクラを見ようと、妙義山にやって来ました。
一部の登山道が崩落で通行止めになっていましたが、何とか目的の地にたどり着きました。そこには、見たかったミョウギイワザクラ。
葉が毛で覆われるコイワザクラの変種、裂け方が浅く、ギザギザが目立たずに丸っこいのが特徴とのことです。
他に見たのは…
下山後に駐車スペースの近くで見つけたフデリンドウは、ブーケになっていました。
マルバスミレもたくさん咲いていましたが、まとまって咲いているものもありました。指が少し画像に入ってしまったのが残念です。
朝の妙義神社です。すぐ横の駐車場には、すでに観光客が結構いました。
新緑に包まれた岩峰が素敵でした。
関東への帰省ついでに、最近知ったワダソウの自生地を訪れました。
ワダソウは初めてでしたが、何とか咲き残っていてくれた感じです。
少し離れたところにあったので、手を伸ばしての撮影です。もう少し近くで見たかったのですが、比較的状態の良さそうな花はこれくらいでした。