ミシマバイカモを見に行きたいと思っていたら、近くに行く大義名分ができました。
自生地からの移植とのことですが、すっかり馴染んだ様子、地元民の散策コースになっているようです。
ミシマバイカモ
流れの中で涼やかに…
ミシマバイカモに気を取られて気付かなかったのですが、何と、カワジシャではないですか!?
カワジシャ
小さいですが、よく見るとクワガタソウの仲間であることが分かります。
思わぬ収穫のあった花観察でした。
今年の夏休みは、前半に妹家族の世話になることに。数時間のフリーな時間、標高の高い涼しいところを目指して車を走らせるも、現地は雨… 少し下っていくと雨は止んだので、その辺りで歩くことにしました。
人気のない森は、原生林?着生植物なんてないかとチェックしても、見当たりません。結局、足下の花にはなりますが、オニルリソウを見つけました。どうやら同じ茎でも花は同時には咲かないようで、写真的にはいまいちですが…
実の咢片が反り返るのがオニルリソウ、反り返らないのがオオルリソウとのこと。
オニルリソウ
花の周辺をトリミング
他には、ダイコンソウ、オクモミジハグマ(蕾)、ツルシロカネソウ(葉)を沢山見かけました。
帰らねばならない時間が迫ってきました。もともと探していた花は、来年以降に持ち越しです。
台風接近の予報により、山歩きは延期し、実家の近場で花を探してきました。何でも、ヒメシロアサザというのがあるらしい、ということで。
情報をもとに目星をつけた場所を探していくと… ありました♪
ヒメシロアサザ
黄色いアサザより随分と小さく、直径は1センチもありません。かわいい花です。
見つけた一つの田んぼにしかありませんでしたが、農薬の違いでしょうか?
近くの田んぼで、他にも花が咲いていました。
似ている花に、アギナシとウリカワがあるようです。ウリカワは葉が線形で、違いは明確。アギナシは、①花が葉より高い位置に付き、②葉の下の裂片の先が丸みを帯び、③葉の下の裂片が上の裂片より長い、とあります。これはオモダカですね。
クサネム
隣の休耕田?に咲いていました。マメ科は違いが分かりにくいですが、多分クサネムでしょう。
もっと色々探索したいのですが、天気や家庭の状況がそうさせてくれません。この日は朝から溜池の探索に出て、ガガブタやタヌキモなんかが見つかったら嬉しいなと思いましたが、見つかりませんでした。
適当に切り上げて、数ヵ月前に見つけたポイントへ、トンボソウを探しに入ります。あれでもない、これでもない、と歩いていたら、トンボソウらしき花が咲いています。いくつもありますが、何れも木道よりずっと低い位置にあってすぐそばに寄ることが難しく、撮影は困難を極めました。
トンボソウのアップ
この場所は薄暗い森の中のため、手を伸ばし、手ぶれに注意しながらの撮影でした。
アキノタムラソウも咲いています。
アキノタムラソウ
家路の途中、ふと思い付いて、湖岸に寄ってみます。
オトギリソウの仲間
???
???
???
???
湖岸近くの水路も探してみると、アサザとミズオオバコが咲いていました。アサザは今年6月に、ミズオオバコは昨年9月にも見ています。水辺の花は、個体によって開花時期に大きなばらつきがあるようです。
田んぼにはトキワハゼでしょうか、咲いています。
トキワハゼ
湿地の花も色々咲き始めたようです。見たい花はなかなか見つけられませんが、これからの探索も楽しみです。
尾瀬の花を見に行く計画、埼玉からの日帰りが前提条件。鳩待峠行きのバスの始発に乗るため、早朝(夜中?)1時過ぎに出発しました。今は圏央道が接続されているため関越へのアクセスが良くなっており、十分に余裕を持って尾瀬戸倉の駐車場に到着。バスを待っていざ尾瀬へ。
日帰りで、見たい花が多いはずの下田代は通りたいため、往路はアヤメ平経由で竜宮十字路、復路はヨッピ橋から牛首の三叉路経由で歩きました。低気圧の通過でいまいちの予報でしたが、昼の小一時間の雨以外、特に午後は青空も見え、夏の尾瀬を楽しみました。
では、尾瀬の花たちを。
ヤマトキソウ
サワラン
キソチドリ
アリドオシラン
カキラン
アヤメ平から至仏山
テングクワガタ
コアニチドリ
オオウバユリ
オゼヌマタイゲキ
オオマルバノホロシ
タカネアオヤギソウ
ギンリョウソウ
トウゲブキ
スマホではピントが合いませんでしたが、クロバナロウゲも咲いていました。あと、一番見たかったフ◯◯◯◯◯◯ソウ、終わりかけの株をひとつだけ枝の上に見つけることができました。